クライマーズ・ハイ | 甲羅に似せて

甲羅に似せて

蟹は甲羅に似せて穴を掘るそうです。私も日々の想いを
蟹が穴を掘るように綴っていけたら・・・。

昨日、振り替え休日だった相方さんと観てきました。今頃?と言われそうですが(笑)。


ほとんどの映画館で上映が終わっていて、探し出したのは銀座シネパトス。古い建物の階段を降りると、場末感の漂う小さなアーケードの一角に映画館。上映のラインナップを見ると、ロードショー作品や単館系が混ざった個性的なものでした。面白ければかけてしまうという、映画ファンにはラインナップが楽しみな所みたいです。


映画を観ていると、時折電車の通る音が聞こえてくるのにもびっくり。シネコンばかりで味気ない気がしていたので、逆に風情があるなあと感じました。


映画の方は、日航機事故そのものというより、取材する群馬の北関東新聞社の模様を描いたもので、事故直後からの新聞社の取材の動きや、何をどう載せるかという議論など、白熱した様子が、後年険しい山を登る主人公の様子と交互に映し出されて、クライマーズ・ハイの状況に向かって、話は盛り上がっていきます。


新聞記者って大変な仕事だなあと感じたのと、日航機事故の頃には携帯電話や無線がなくて、記者が近隣の人家にいちいち電話を借りに行ったり、下山して原稿を届けるという前近代的な状況に、とても驚きました。


他の新聞社や、社内での足の引っ張り合いがあったり、いろいろな意見を束ねて、上層部の意向も汲みつつ紙面を作る難しさが描かれ、それにくじけず、こういう紙面を作りたい、これを伝えたいという熱意さえあれば、人はついてくるんだということが、物語が進むにつれ、こちらに伝わってきました。


好きじゃなきゃ出来ない仕事だから、気概が通じ合った時のひとつの目的に力を合わせる様子に、観ている方も息を呑みます。


途中わからないところがいくつかあって、帰り道、原作を読んでいた相方さんに「あれはどういう意味?」と質問攻めでしたが、大筋はともかく原作とは大分違うところがあるみたいですね。原作の方が、スクープを追って盛り上がっていく、クライマーズ・ハイの状況に迫力があるとか。テレビで放映されたら、もう一度見てみよう。


そういえば、観る前に連れて行ってもらった、映画館のそばの、ナイルレストランのムルギーランチ、おいしかったです。骨付きの大きなチキンと、マッシュポテト、キャベツ、ターメリックライスの、ボリュームのある一皿。後から辛さが来るあっさりしたおいしいカレーでした。半世紀以上続いている、日本で初めてできた印度料理専門店だそうです。ここのキーマカレー、以前メントレGで紹介されたそうですね。


今年の夏のお出かけは、これで終わり。旅行もずいぶん行ってないなあ・・・。