働く男 | 甲羅に似せて

甲羅に似せて

蟹は甲羅に似せて穴を掘るそうです。私も日々の想いを
蟹が穴を掘るように綴っていけたら・・・。

お気に入りに入っていて、消さずに残っている、Yahoo!ミュージックの歌詞をさっき見つけたので、紹介しようと思います。何故今?っていうくらい、古い曲なんですが。


Unicornの頃、奥田民生さんが歌っていたのは知らなくて、2年前にパフィーがこの曲をカバーしたのを聴いて、この曲に出てくる男の人がかわいそうで、聴くたびに涙が出てきました。


彼女が望むような自分になろうと、好きでもない会社の仕事をこなし、そのために好きな彼女に会う時間もなくなって、せめて夢の中ででも彼女に会いたいという彼の、せつない気持ちを綴ったものなんですが、こんな短い詩の中に、すごいドラマがありますよね。

あまり考えがなくて、不器用な人だなあと思いながら、それでも彼女を想う彼の気持ちにとても共感してしまいます。


こんな歌詞です。


働く男/作詞・作曲 奥田民生




仕事できる男 それが彼女の好み

気合入れて勤めたのだが

忙しいわ つまんないわ



今の会社はかなりレベル高い方だし

親父がらみのコネもあるからやめるわけないし

いつも僕はひとりきり フロに入って寝るだけ



たまにオフィスで電話かけたら彼女の声が

「忙しいのは自分だけだと思わないで ジャマしないで」


眺めることさえできない

君の髪を 歩く姿を



眠る事しかできない

せめて夢の中ででも

君に逢いたい




いつも僕はひとりきり フロに入って寝るだけ



いつも僕はひとりきり 明日のために寝るだけ



いつも僕はひとりきり いつも僕はひとりきり



眺めることさえできない




彼の気持ちに、彼女が気づいていないのもせつないですね。


こんな数分間の曲の中の、文字で起こしたらわずかな詩の中の物語世界に、一瞬で惹き込まれたことに、不思議な感動がありました。

奥田民生さんのファンという訳でもないんですが、なんだかこの曲は印象的で、折に触れて、歌詞を読み返してしまいます。