「暑さ寒さも彼岸まで」
まさにその通りの、秋晴れと秋の風を感じるようになってきました。
空を見ても、少しずつ季節が移ろっているのを感じます。
お彼岸は、おはぎを用意してお墓参りへ。
お遣い物は「黒松」のどら焼きにしたので、仙太郎のおはぎは少量にしました。
「うさぎや」や「亀十」もいいのですが、最近は東京三大どら焼きの中でも「黒松」がお気に入り。
黒糖入りの生地が絶妙で。
お墓参に向かうと、いつものことながらすでにお花が飾られていて。
私たちはそこに、新しいお花とお線香を添えて手を合わせました。
そういえば、義父からお墓を建てて完成したと聞いていたので、立ち寄ってみることに。
実際に見に行ってみると、そこはまるで別世界のお墓が✨
音楽好きの義父。
かつて「レコードプレーヤー型のお墓にしようと思っている」と図面を見せてもらった時は、正直びっくりしました。ちょっと珍しい、というかいわゆる”一般的じゃない”お墓ということは明らかだったのですが。
でも実際に完成したものを見ると、想像以上にステキでした。
きっと義父の思いがたくさん詰まっているのでしょう。
今は、墓石に個人の想いや趣味を表現する方も増えているそうですね。
墓石のデザインコンテストまであるなんて知りませんでしたが、なんと義父のお墓もその中で賞をいただいたそう。
受賞のエピソードには好きなクラシックやジャズのこと、家族の話もあり。
本当に好きなことって、どこまでもハッピー。
好きなことを、好きなように、人生の最後まで大切にできるって、なんてハッピーなんだろうと思います。
いつもしあわせを感じて過ごせることってすばらしい。
仕事をしていると、どうしても価値観の違いに心が揺れることがあります。
それがふと休日にも頭をよぎって、気分が重くなることも。
そんな時、今の自分の環境に疑いを感じたり、「このままでいいのかな」と考えてしまったり。
けれど、義父には全くそれがないように思えるのです。
年齢や経験もあると思うのですが、結婚当初から義父はよく「こんなに幸せでいいんだろうか」と言っていました。
若い頃は自分の好きなように生きてきたそうで、今でもその片鱗はあります。
けれどそれがまた魅力でもあり。(時に腹が立ちますが)
夜には「プラチナファミリー」という番組で、石原慎太郎一家の特集が流れていました。
それを見ていて、「わが道を行く」姿にどこか重なるものを感じてしまいました。
我慢すればいいというものでもないし、迷惑をかけなければいいというものでもない。
非道徳的な人が幸せに生きている例だって、世の中にはたくさんありますよね。
結局、人は自分が思うようになり、そのように「生きる」ということなのかもしれません。
義母の施設にも行き、伯父さま宅にも久しぶりに訪問しました。
伯父さまはすでに他界されましたが、伯母さまはもうすぐ90歳。
それなのに全く変わらずお元気でした。すてき。
今日はとってもお彼岸にふさわしい一日でした。
ありがとうございます。















