日々感じたこと・読んだ本 -58ページ目

■満足度95%のためのキャラクタライズ(ナイトウォークツアー裏話)■

この10月から毎週金曜日と土曜日、そして祝日の前の晩に


「恵比須・化け猫・河童伝説」

佐賀 お城下ナイトウォークツアー

第二弾~葉隠武士の深情け~


という夜のお城下散策ツアーを実施しているのです。


現在のところ

11晩実施して参加者137人。

参加後のアンケートで5段階評価では

「大変満足」「満足」にチェックいただいた方が、全体の95%を上回る数字を記録しています


これは、大好評ととらえていいのでは、ないでしょうか?


詳しい内容はこちらに譲るとして↓


http://www.sagabai.com/night_walk/


この企画において、「キャラクタライズ」を実践しているのでそこを

記しておきましょう。


私たちスタッフは毎晩ツアーの前に簡単なミーティングを行います。

そのもととなるのが

その晩のツアー参加者の属性です。

具体的にはお申込みがあったときに聞いた以下のことを判断材料にして

このツアーに期待していることを想定します。


・どこから来るか(佐賀市内か、県外か)

・参加人数(一人、カップル、ご家族連れ・・)

・このツアーを知ったきっかけ(チラシ?新聞?ラジオ?テレビ?)

・子供の有無


などです。

これらをじっくり見て、毎回話す内容やスタッフの仕事内容を少しづついじっているのですね。


たとえば、


ご家族連れ(市内・見たのは「市の発行している広報紙」)が多い場合は


彼らが望んでいるのは

「ちょっと怖そうなお話を聞きながら、夜はどこかで家族水入らず、久々の外食を楽しみたい」

と想定して、それにあわせて訴求ポイントを抜粋して、スタッフみんなで共有するのです


具体的には


・猫ちゃんの話や時間を多めにとる。

・出発前に、猫ちゃんの顔がわかるチラシをご家族に1枚づつ配り、家族のコミュニケーションツールとする。

・待ち時間の間は子供が好きなスタッフにご家族の話相手を担当してもらう

・協力いただく商店街の方に子供の喜びそうなことを考えてもらう

・葉隠侍と河童のくだりは、子供を喜ばすことに専念する

・たいていの場合お母さんが荷物をもって手がふさがっているので

・懐中電灯やタスキなどはかさばるので歩く直前に渡す。


などです。


これが、


1人参加(県外より。見たのは「読売新聞の特集記事」)の場合は


「たしか読売新聞には猫の話はいっさい書かれていなかったから、

歴史と伝説を知りたい、知的好奇心の強いかただろう。

そして佐賀にははじめての来訪かもしれないので、

ツアーが終わった後に通ってもらいたい道(グルメ店が多い繁華街)を教えてさしあげよう」


と想定します。その際にはおもてなしは以下に変わります。


・辻の堂の謀殺伝説、白馬の亡霊伝説など怖い歴史伝説を語る時に特に力をいれる

・「魔界地図」を手渡しするときに、「お家に帰った後に読んでほしいこと。そして、このツアーでは語りきれない伝説も載せていること」を一言そえる。

・猫に加えて、猫スポットの紹介もなるべく多く紹介する

・佐賀にはなぜこんなに恵比須像が多いのかも説明する

・商店街の方のおもてなしを特に念入りにお願いする

・アフターツアーのグルメ店の紹介もいつもより一言多くそえる


などです。


こんな風に「ターゲットにあわせて訴求ポイントを決める作業」をしています。


じゃ、参加者の属性が混在しているときにはどうするか?


そのときは考えていることは以下の2つ


・一番不満を感じやすい人を想定して、その人を満足させられるように全体のトーンを決める


・とはいっても、案内や話をしている時に、その場その場で狙った属性をもつお客様に対して

話しかけるように案内する。


です。


ガイドをやっているとつくづくターゲットセグメントの勉強になります。


編集者やクリエイターなど「情報を伝える」人にとって一番大事なのは

こうした「情報を受け取る側」の反応を感じ取る経験なのですね。


自分が作ったものがどう受け取られているか?

自分が作った雑誌は、本屋の店頭でどのページから開かれているか?

自分が作った広告を観ている時の読者の瞳の動きはどういう順番で動いているか?


などなど。


ぜひこういう機会をたっぷり作れるように心がけてください。


私は雑誌の編集長をしていた時、ひまがあれば

ある書店の向かいの喫茶店の2階の窓際に陣取って、

歩いて来た人が私が作った雑誌の


①どこに目をとめたか

②最初に立ち読みしたページはどこか

③購入したかしないか、次に手に取った雑誌はどれか

などをまさに全神経を集中させて見ていましたよ


ちょっと変態かも(笑)。






■佐賀が大好きな人がいます■

今月ある所にに呼ばれて講演をしましたが、
その講演のタイトルは「佐賀が大好きな人がいるのです」というもの。

佐賀が大好きな人、

さて、それはどんな人だと思いますか?

実は私には「この人々」には佐賀が大人気になるという
人々の像が見えるのです。

その人々はどんな人か?

以下ヒントを記します。

その方々が好きなのは、私が想像するに

1:日本のサムライの心の原点「葉隠」発祥の地である

2:街中に今も大小の刀を携えたサムライが歩く城下町である

3:銘刀「肥前忠吉」の産地である

4:早稲田大学の創設者大隈重信の生誕地である

5:日本の喫茶文化の生みの親「売茶翁」の誕生地

6:茶粥と座禅が盛ん

7:九州で唯一の伊勢神宮の分社「伊勢神社」がある土地

8:近代日本の国家の礎を作った男だちが出た町

9:化け猫や河童など奇妙な伝説が色濃く残る町

10:神社が多く独自の鳥居や狛犬がある町

11:七賢人らを輩出し、日本の近代の成り立ちを考える上で
  避けては通れない精神風土

12:鎖国ならぬ二重鎖国だったため、「うわうちなり」や「三夜待ち」など
   日本古来の奇習が色濃く残っていた町

13:日本でもここだけにしかいない!有明海の奇妙な生物が多い

14:カラスが白と黒のストライプ(笑)

15:人気観光地福岡から電車で30分強で行ける城下町

16:書道文化が浸透している町

17:(おとなりの多久ですが)孔子を祀っている町

18:陶磁器(有田、伊万里)の名産地が近い

19:鍋島段通や佐賀錦など日本の伝統工芸品の宝庫

20:英語で「sagacity」とは「賢明な」「俊敏な」という意味

さて、いかがでしょうか?


最後のヒントでわかりますね。

それは、「日本文化に興味をもっている」欧米人です。

中国人観光客を取り込むのに一生懸命な地方がありますが、
佐賀に限っていえば、とりこむべきなのは、欧米人
(イメージでいうと英会話教師として日本に半年~1年ほど
やってきている欧米の青年) だと思います。

講演会でお話したら、大変好評をいただきました。

■「他人」を知るために知っておきたい基本スタンス■

こんにちは。

さて、「自分を知る」方法もお伝えし終えたので、次は、「他人を知る」フェーズに入ります。


前回お伝えしたように、その前にやっておきたいことは、下記について

「自分」のことを記しておくことです。


1:年齢

2:既婚か未婚か

3:職業(仕事内容)

3:家族構成

4:収入

5:出身地

6:居住地

7:趣味

8:休日の過ごし方

9:今朝起きてから今までで「感動したこと」

10:最近思うこと(一人になったときに考えていることなど)


できれば、エクセルで一覧を作っておくとよいでしょう。


このエクセルに、次は、

上記10を身近な人(友人、家族・親戚、恋人(いれば))について

記してみてください。


この作業のポイントは、わからないこと(たとえば9や10)があったとしても、

そこを本人に聞くのではなく、想像するのです。


○君だったら、こんな風かな?


って感じで、すべてを想像で補うのですね。


これが肝心。


このワークはクリエイター向け講座で施した時に、

大変勉強になったと受講生から言われたもので、

「自分がいかに親しい人のことを知らなかったか、気付きました」

との声もありました。


けれども、このワークを丁寧に行ったことで、いまではその彼もわずか2年で

ある大企業のクリエイティブ部で、

年間のベストクリエイターにもなるほど成長を遂げております


さあ、着手してみましょう。


これを10人分ほどおこなっててください。


次回は結果をもとにして論を進めます!


そうそう、10人見つからないときは、まずは、10人親しい人をまわりに作ってください。


意外にこっちのほうが大変だったりして(笑)。