フエイサイ①
タイのメーホーンソーンから夜行バスにてチェンマイへ戻り、そこからすぐにラオスへ向かうべく、国境都市のチェンコーンへ。約7時間後、チェンコーンへ無事到着。バス停から国境のメコン川までは少し距離があるので同じく国境越えするらしい外人さんに促されトゥクトゥク乗車。
国境のメコン川へ着いた。イミグレも簡単。向こう岸はもうラオス。
船が何艘かあり、船頭さんも何人かいるけど、利用客が誰もいない・・・・・
結局一緒にトゥクった外人さんと3人しか乗客は集まらず、船頭さんと4人で国境越え。
国境越えるのにこの船、40バーツくらい(130円くらい)だった。
まだタイ、まだタイ・・・・・このあたりでラオスかな。船についた国旗がタイからラオスのものに変わったらおもしろいんだけど。
初メコン!!!!!広い!茶色い!澱んでる!
で、ラオス側の国境都市、フエイサイ。不衛生ではなく、フエイサイ。
バイク天国です。徒歩30分でまわれる街だけど。
まずは何より宿探し。聞きこみに入るものの、結局歩き方に載ってる宿にしたと思う。
他に宿泊客いないみたい。てか全然使われてる感が無い。
それにしてもすごく素敵なゲストハウスだ。別荘に来たって感じ。
メコン沿いのメインストリートがフエイサイの全てといっても過言ではない。
旅行客の通過点であるフエイサイのこの通り沿いはゲストハウスが並んでる。部屋の窓から見渡せる。
荷物を置いて昼食をとり、ストリートを散歩。
宿場町だから、見どころとかは特に無い。ひたすらこの一本道だけ歩いてみた。
観光客も旅人も全く見かけない、地元民がちらほら。
何もない。という事は色々なものを生み出す。
情報誌も見ない。観光名所もない。そこにあるのは人々の暮らしと命。
ラオスに来た理由は、「世界一癒される国」と称賛されているから。
メコンに沈む夕日を見るべく丘の上のワットへ行ってみる。
しかしこの階段・・・・・too long!
あれ、中もなにやら光ったりしててSFちっく?!
それにしても絵が多い。カラフル。おもしろい。
装飾が模様ではなく絵画的なモチーフが多い。
ライオンやらシーサーのような像がたくさん。
このシーサー?!バナナみたいなもの食べてるんだけど。血、流れてる。痛々しい。
色がいい。あるものすべてがかわいかった。
夕日が沈みかけてる。
アジア特有のもやが太陽を隠そうとしてる。
もう少し!というところで太陽はもやの中へ。メコンに沈む夕日を見ることが出来なかった。残念!
とはいえ夕暮れ時の川の美しさを求めて吸い込まれるようにメコンへ。
う~ん曇ってる。でもこのモノクロ写真のような光景も悪くない。空も川も地面も同じに見える。
静かなメコンに浮かぶ渡し船にとても神秘的な美しさを感じた。音の無い世界。
ぼーっとメコンを眺めていると、点滴した赤ちゃんを抱えたお母さんやそれを見守る人々一行が急いで船に乗ってタイ側へ渡っていった。ラオスでは治療できる病院が無いのだろうか、国境越えも市民の中で日常的な事なのか、とか色々考えさせられた。メコンには様々なドラマがある。
そして陽が沈んでいった。闇の中のメコンの静かな美しさは、人を吸い寄せる怖ろしさがある。
夕方の渡し船が着いて少し街に外国人旅行客が増えた。
とはいえやっぱり街自体が眠るのがすごく早い。一軒素敵なCAFE発見。
田舎のさえない街ほど、こういう素敵なところが見つかったりするのが嬉しい。
失礼だけど、ラオス人がこういうお店を作るという感性にかなり違和感があって驚いた。
満足し、コーヒーでまた癒され、翌日のラオスの古都ルアンパバーンへ向けてのスピードボートに備えて、折り返す旅の前半をおさらいしつつ早めに眠りについた。
メーホーンソーン④~街歩き編~
メーホーンソーンはタイ北部のこじんまりしたのどかな街。
首長族やトレッキング目当ての観光客がほとんどな為、昼間は街に観光客が全くいない。
街の中心には大きな池とワット・チョーンクランとワット・チョーンカムが存在感を放っている。
お隣さんがミャンマーなのでミャンマー色が強いらしい。装飾がちょっと違う。
仏様は黄金か木造か石像じゃないとチープに見えてしまう気がする。お経のCDが常時流れてるのもなんか胡散臭くなる。すいません。
ワットの中に仏様の生涯にわたるエピソードが壁画のように描かれていることは多いけれど、これだと紙芝居みたいだな。
こういう絵って大抵そんなに上手じゃないのはなぜだろう。そこがいいんだけど。
同じ建物内に博物館があるのもちょっと異様だった。おもしろい。
取ってつけたように日本人向けに描かれた博物館という文字、絶対無い方がいいと思う。わかるし。
中は博物館というより・・・・・骨董品やさんのよう![]()
懐かしい香りがした。小学校にあった古い資料部屋を思い出した。
展示品なんでもありだな。見ててあんまりいい気しない。
リアルのようで顔はしっかりくずしてるからコミカルになっててまだ見やすい。
アジアで動きのある像をあまり見ていなかったからちょっと新鮮だった。
続いて池をまわって銀行や市場のある市街へ向かう。観光客もいなければ、活気も全くない。
ただ暑いのみ。
ふらっと立ち寄ったワット。
完璧なシンメトリーに惚れぼれする。ウェディングケーキのようなだ。トイレを探すも、見つからず。
植物はやっぱり南国風。
サボテンの花ってこんなにかわいいのに、なんで財津和夫はあんな悲しい歌のタイトルにしたんだろう。
見上げた空は世界共通。でもアジアで青い空を見られることって案外少ない。たいてい白く濁ってる。
アジアの活気とトイレを求めて市場へ。
ここにも活気は無い。そして薄暗い。でもまぁ涼ししトイレ(有料だけど)もあったから助かった。
そうそう、タイのトイレにはペーパーがなくバケツかシャワーで水洗い式が多いから、トイレットペーパーをロールで持ち歩いていなければならないってのが結構ネックだった。
食材や日用品が売られてた。観光客もいないし、日本人だからって声をかけて商売してくる人もいない。
街もゆっくりのんびりのどかだしバンコクと違って人がお金にガッツリしてないのがいい。
食材売り場には必ず味の素が売られてる。
世界中どこへ行っても日本人は「アジノモト!」と呼ばれる程世界に浸透してるのがすごい。
この日、夜行バスでチェンマイへ帰る事を決めていたので、バスの時間までCAFEでまったりすることに。
タイへ来て初めて発見した現代風おしゃれCAFEにて日本の雑誌を発見。
かと思いきや、中身はちゃんとタイ人にすり替わってる。タイでも都会っ子は日本と変わらない暮らしやファッションしてるんだ。ものすごい二面性を見た気がした。
それにしても、タイ人はテレビや雑誌ではとびきり美人が多いけれど、街には全く見かけない。
韓国でも台湾でもこういう雑誌見たけど、日本とはどこか違ってちょっと残念な感じだったりするんだよな。ってこれも日本人のプライドか。
案外田舎の方がおしゃれCAFEがあったりするんだな~。
とか思いながら夕飯に焼き鳥を屋台で買ってバスターミナルまで歩いた・・・・・
野良犬がたくさん匂いにつられて付いてきて本気で怖かった。(狂犬病の話をよく聞くし)
バスターミナルが情報誌の地図外だったこともあり、歩けども歩けども見つからず、かなりへとへとになったところ民家にて聞きこみしたら反対の方に向かっていた!バックパックも背負ってたしおっちゃん見かねてバイクの荷台に乗せてターミナルまで送ってくれた。ありがたや。コップンカー。
メーホーンソーン③~トレッキング編~
メーホーンソーントレッキング最終章。
いよいよ山に入る。首長族の村から歩いて行けるらしい。
ザ・アジアの田舎風景。
こう見ると、日本の方が独特だなって思う。同じ田舎でもかなり質が高いと言うか、洗練されてる気がする。
道行く人も興味深い。屋根用の葉っぱ背負ってる。
強いよなぁ。
働く村人。旅行行ったり、映画観たり、カラオケ行ったりもしない。ただ生きるために働いているんだろうな。
で、山に入ります。
ここで怖いことに、ガイドのおばちゃんは片手に釜を取り出した。
しかもこの山、道が無い・・・・・なんと、おばちゃんが釜で木を切り倒しながら道を作っていった。
不安がつのる・・・・・![]()
前日の話では、サンダルでも大丈夫との事だったのだけど、かなりきついぞ。
しかも頂上を目指してるのに、登ったり下ったり・・・・・どうやらおばちゃんも手探りで道を切り開いてる感じ
遭難しないように木にばってんの印をつけてる・・・・・不安
途中、トイレも自販機ももちろん無い。ちょっとした川があった時、おばちゃんが「水浴びしてくるから、このへんで水浴びしていなよ」と言われたけど、水着もタオルも無いし途方に暮れてしまった。まだまだ野生には生きていけないや。
で、限界に近付いた時、ようやく頂上に着いた。
この山、時期的に全体が枯れ果てているため、緑も美しくないし、涼しくもないし、日除けもないし、おまけに景色もアジアならではのもやで曇ってる。
そこでガイドのおばちゃんが言った言葉は、「空気が綺麗でしょ?!」
ん~~~、強いてあげるならばそれくらいしか長所が見つからない。
山並みの景色はまぁ悪くはないんだけど、何せ暑い。山頂で日除けになる木々が無いのがかなりきつい。
山頂にて、ようやく一休み。
おばちゃんは焚き火を始めた。竹で作ったコップに先程川で汲んだ水を熱し、飲みなと渡してくれた。
こりゃアウトドアの域を超えてる。単なるアウトなんじゃないか?そう気付いた時、いい経験だなぁと開き直れた。おばちゃんかなり男前。
その後山を下るかと思ったらおばちゃんが何やらキューブ型の石を拾い始めた。
で、一緒に石を探してくれと言う。どうやらこれらのキューブ型の石を、仏塔に捧げるという習慣があるらしい。立方体の石なんてあるのかと思ったけど、案外たくさん見つけられた。てか、完全におばちゃんの私用に付き合わされたわけだ。まぁ、今考えるとそれも面白い。
で、くたくたになった頃さらに迷い迷いながらも山を下ったら、初めての村人発見。生きて帰れたことを心から安心した。
下山したところにガイドのおばちゃんの姉妹家族が住んでいるという。
家が見えた。アジア独特の高床式の家だ。
家の手前でおばちゃんが木の実を落とした。
おばちゃん自ら切って食べさせてくれたけど、まだ大分硬かった。
山岳地帯の生活実態を見た、という感じで非常に興味深い。
お嬢ちゃんあんた世間知らずの金持ちのイープン(日本人)でしょと言わんばかりの表情だけど、あたたかく迎え入れてくれた。ここへ金持ちは来ないだろうけど、彼らにとって日本人てだけで時限が違うんだろうな。
先程すれ違った人も背負ってた屋根用の葉っぱ。皆、同じように生きるために働いてる。
タイトルを付けるとしたら「生きる」と付けたい見上げた空。
皆、ただ純粋に生きてる。欲なんて私達に比べたら無いに等しいかもしれない。
山をさまよっていたさっきまでとは比べ物にならないくらい色んな事考えられたし、このトレッキングの参加に満足できた。(絶対正規でも無いし詐欺に近いと思うけど)
コンビニも無い。公衆電話も無い。しつこいようだけどトイレも無い。6時間くらい山入ってたけど一度もトイレ行かなかったし汗めっちゃかいた。
村には、生きるための畑しかない。バナナとか地面に普通になってる。
シンプルに「生きる」ということの美しさは、自然の美しさに近い。
当たり前のように船を引っ張ってくるガイドのおばちゃんと船頭さん。
普段利用する人がいないのか(船頭さんいるのに)、船がかなり浸水してる。大丈夫か?
お尻浮かせて乗るしかない。
でもこの低い目線で見る川には、写真では伝わらない静寂と癒しがある。
さて、向こう岸に着いた。彼はこれが職業なのだろうか?給料なんて出るんだろうか?
誰も来ない岸辺に一日中お客さんを待っているのだろうか。余計なこと色々考えてしまう。
こちら岸から、メーホーンソーン市街へはガイドのおばちゃんの車で向かう。
妹の家よりは生活レベルが高いけれど、英語も話せてガイドの資格も持っててアウトドアも完璧であるキャリアウーマンなおばちゃんの才能と生活が比例していない気がした。才能があるからって努力したって日本人のような暮らしが出来るわけじゃない。なんだか理不尽な気がした。
最近では、日本よりも外国でピカチュウを見る事の方が多い。色褪せない人気に乾杯。
ハローキティとポケモンとドラゴンボールは日本の誇りです。
そんなことより、下界に降りて真っ先に飲みたかったものはやっぱりコーラだった。
こちらはアジア特有の、氷たっぷりのビニール袋にコーラを注いでストローで飲むタイプ。(最初少し抵抗あった)
朝の8時すぎに出て、帰ったのは夜の7時すぎ・・・・・そのうち6時間以上も山にいた。ある意味本格的なトレッキングだった。こりゃ、観光客にはうけないだろうな~。でもすごくいい経験だった。
この後反動でこの旅初のレストラン入ってしまったし。
長い長~い一日が終わった。満足。























































