あかい宝石 -3ページ目

no.45 懐かしい午後

今日は久しぶりに散歩をした

梅雨時のわずかな晴れ間

お気に入りの公園へ行き

ぼんやりと過ごす

小さな至福の時

今日は懐かしい人に会った

思い出の曲を聴きながら

アルバムや古い手帳を開く

今日はレモンのアイスを食べた

一人部屋の片隅で物思いに耽る

あの日と同じ甘酸っぱい

舌も心も

ヒリヒリとむし暑い

ちいさな思い出のひととき

no.45 懐かしい午後/cherry3chai

no.44 霧雨

カサをさしているのに

濡れる

脚も 腕も 肩も


ぱらぱらしとしとと降る雨は好きだけど

霧雨は苦手だ

漂い まとわりつく様な 雨

我慢できないなら

いっそ泣いてしまえば良いのに

曖昧で虚ろな長い時間を過ごすより

押し出して流してしまった方が

きっとスッキリするのに

ワイパーを止めると

車内は静寂に包まれて

水滴は静に零れる

no.44 霧雨/cherry3chai

事実

ありのままの私を受け入れてくれるかな

そうしたら

結婚などといったかたちに執着しなくても

安心して寄り添っていける

かたちなんて

いつかは壊れてなくなってしまう

寂しいものかもしれないけど

確信が持てないから

同じ言葉を繰り返したり

形を求めたりするんだ

私はありのままを受け入れられるよ

だけど

表現する事は難しいから

あなたにそれが伝わっているかは解らない

お互いに同じなのかもしれない

自分自身を客観視する事は

容易ではないから

実際の現状は私にはまだ解らない

事実は捻じ曲がるものだから

まだ私には

解らない

タバコ

敏感 ではないけれど

執着 する

つらいとき

かなしいとき

さみしいとき

部屋は いつも 同じ 香り

私にとっての

安心の 香り

私のお気に入り

あの人と同じ メンソール

no.43 きょくつくり

あなたの言葉が きれいに響いた

だからメロディーをつけたの

だけど

今日のココロはくもり空で

半音下がった 短調の音階

no.43 きょくつくり/cherry3chai

虫かご

ムシカゴ

線が張り巡らされて

飛び立つのを

妨げられてる 気がする

弱虫な私を

優しく微笑んで

頑張れって 眺めてる

もやもやの日

何だか漠然とした不安に包まれた日

空には 太陽が照るけど

くもり空が 多くて

少し湿度が 多くて

どんよりっていったら 大袈裟だけど

いつもより 空気が重く感じる日

あなたに打ち明けたら

『 今日は たくさん寝なさい 』

って真面目顔

すっと そよ風が吹いたから

明日は太陽も微笑む

スタートライン

無機質に生きてる

             わかってる

人と線を引いて生きてる

                いつからだか

このままずっとこうなのかな

            何にも感じない

傷付かない

         自分を守っている

白線の中

       囲われて

ひとり

     ポツリ

 

 

スタートはいつも目の前にある

 

考えるハマオギ

ちいさいころから 何度も同じ夢をみてる

宙に 浮いた 私の思考が

アメーバの様に ゆらめく

私が 私でいるのは 思考するからであって

それ以上でも それ以下でもない

この 身体も 私だけど

考えなくなってしまったら

私じゃなくなってしまう

本当の 本来の私は

小さな この身体に 閉じこもっているだけで

ロボットを 操縦する

パイロットの様な 存在なんじゃないかな

非常勤講師 ヒロシ

ちゃんと 一生懸命 生まれて きたんだ

だれも 間違ってなんかいない

意味の無いものなんて この世には無いよ

全てのものは 役割を持っている

でも 私も

まだ それが なんだか

わからなくて

あがいてる

でも 何かがあることを 知っているから

今も こうしてあがき続けるんだ