「なんで?どうして??」


みかんは小さい頃からこの言葉が大好き。そして私もこの問答がとても大好きだ。

もう4年生になるのだから、中学受験しようとしている親子としてはレベルの低いとんちんかんな問答かもしれない。みかんも当然、辞書を使って自分で答えを導き出すことも知っている。私もそれがとても重要で、また楽しいことだということも理解している。ただこの会話が、いろんな「?」を連れてくるのだから面白くって仕方がないのだ。

例えば今日のお風呂での会話

  みかん:なぁなぁ方言ってさぁ、広島弁とか鹿児島弁とかは県名なのに

       なんでみかんの言葉は関西弁って言うん?

  まみぃ:ふむ、確かに。

       青森で使われてる言葉は津軽弁だけど青森弁って言わないね。

  みかん:なんでなん?

  まみぃ:みかんはなんでやと思う?

  みかん:そうや!昔、この言葉を何て呼ぶか決めた時に、

       関西には県がなかってんや!

       о(ж>▽<)y ☆<みかん得意気

  まみぃ:なるほど~、で、それって誰が決めたん?

  みかん:総理大臣やんかぁ

       о(ж>▽<)y ☆<またまた得意気

  まみぃ:ほぉ、自信あり?

  みかん:あるでー、でもママは何でやと思うん?

  まみぃ:理由は知らんけど、そもそも県名の方言の方が少ないんちゃう?

  みかん:なんでやろ?調べてみよー!

とんちんかんな答えを自信あり気に答えるのは笑えるが、早速、お風呂あがりの牛乳を飲み干して、すぐさま検索。

やはり定義などどこにもない。分かったことは、そもそもその地方での言葉を方言と呼ぶだけで、もちろん明確な線引きもなければ正式名称もない。

また時間があれば調べてみよう。今日の時点では時間切れ、みかんにそれを約束して検索を終えた。


文章を各地の方言に変換してくれるサイトを発見

時間に余裕があればぜひ ('-^*)/

ゼンコクホウゲンコンバータ


社会の勉強で県名を覚えた、県庁所在地を、特産を覚えた、それだけじゃない何かを覚えたいという欲求を感じる余裕が頭に残っているということがうれしいではないか。

今の私など、資格試験の勉強などでは、邪念や雑念を払うことに集中し、文字の丸暗記に終始する。確かに「覚える」ことも楽しい事だが、「考える」ことを楽しいと思う余裕などとてもなくなる。

大人になると私を含め多くの人が、何もかもを「当たり前のこと」として捉えがちで、改めて理由があったとしても追い求めない。そうして処理しきれない「?」も、時間が経つと忘れてしまう。

ニュートンが発見した万有引力の法則だって「林檎が地面に落ちるなんてあたり前」だと思っていたらそれまでだったろう。

それに気付かせてくれる子育てって最高に面白い。それもあと数年なのだろうけど、せっかくの貴重な時間なのだから、十分に親子で楽しもうと思っている。


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