目が覚めたら私は部屋にいた。

あれ?
私…どうしたっけ…


「目、覚めた?」

そこには心配そうにのぞきこむ恭弥さんの顔があった。

「恭弥さん…私…」

「力を使いすぎたみたいだね。」

また要らない心配かけちゃった。

「やっぱりそうですか…。」

恭弥さんがじっと私の顔を見ていた。

「恭弥さん…?」

「ねぇ、もう力を使うのやめてよ。
約束して。」

「どうして…、私はっ!」

「『ボンゴレの役に立ちたい』だろ?
じゃぁ、緊急時以外使わない。
それでいいね。
初代は自分の身は自分で守れって言ったかもしれないけど、僕が天音を守るから。
約束して。」


恭弥さんは私の目をまっすぐ見て言ってくれた。

「はい…」

その目を見てしまうと私は何も言えなくなる。

返事をした後、恭弥さんは私の頭を撫でて出ていってしまった。

どうして急にそんな事を言うのだろう?



***


さっき夢をみたんだ。
天音を失ってしまう夢。
力を使い果たして天音が消えてしまう夢を。

ただの『夢』かもしれない。
でも、天音を失うのは、自分が死ぬことよりも怖いんだ。

ワオ。こんなこと言うなんて、僕もやきが回ったかな?

でも、本当にそうなんだ。
(光の球心体が…
崩れる)

一瞬眩い光を放ち光の球心体が崩れた。

(天音の手に何かある?)

「天音!?」

天音がゆっくりと目を開けた。

「あ、あれ?恭弥さん!
哲さんまで?
ここは?」

「天音の部屋。
ねぇ、何があったの?」

天音はうつむきがちに答えた。

「初代姫に会いました…
『自分の身は自分で守らなければならない。』って言われてこれを渡されました。」

そう言って天音の手の中には扇子が握られていた。

「それから…私にはまだ自分にも分かっていない力があると…」

力?
完全治癒能力の他にまだ能力があるのか?

「それ、使い方分かるの?」


「いや、分かりません…」
「ちょっと着いて来なよ。」

僕はボンゴレのトレーニングルームに天音を連れて行った。




***

「広いっ!」

私は恭弥さんに着いてきた。

トレーニング室があるとは聞いていたけど、入るのは初めて。

「ここで使ってみなよ。」
「でもっ、私使い方分かりませんっ!」

「構えてみたら何か分かるかもよ。」

そう言いながら恭弥さんは口元に微笑を残しながらトンファーを持ってこちらに向かって来た。

私は本能的に右手に扇子をひろげ、サイドの鈴を鳴らしながら自分に向かって扇いだ。

スルリと恭弥さんの攻撃をかわした。


「っ!?」

「どうやら、本能的にやったみたいだね。
…次はかわすだけじゃなくて僕に攻撃しなよ。」

「だ、だめです!
出来ません!」

「ずべこべ言わずに早くしなよ。
じゃないと、僕が天音を噛み殺すよ。」

と言って私に向かって来た。

「えっ?えっ!」

私はワケわからなくなり、また本能的に扇子を恭弥さんに向かって扇いだ。

風がが恭弥さんに当たった。
「恭弥さんっ!?」

風に当たったはずなのに恭弥さんは寧ろ元気そうだった。

「やっぱりね。
君の風は君の能力と一緒。味方にエネルギーを与える物のようだね。」

本当にこれだけ?
いや違う華音さんが最後に言っていたことはこれとは違う…。

「よぉ。雲雀、面白そうじゃねぇか。」

入り口の所にはいつの間にかリボーンくんが立っていた。

「一度俺と天音で戦わしてみろ。
弾はペイント弾にするからな。」

と言った瞬間リボーンくんが私に銃を放った。

(ま、間に合わないよ!)

そう思って私は咄嗟に体に力をいれた。
すると光の球心体が私を包んだ。

「!?」

な、にこれ?
弾をはね反した?




***

さっきの天音を包んでいた球心体がまた現れた。



あれは無意識に天音が出した物だったのか?

球心体が消えた瞬間天音が倒れた。

「天音!」

腕をみると刺青が広がっていた。

なるほど、力を使った時と同じように体に反動が起きるらしい。

「おい、雲雀。
ツナに報告しとくか?」

「頼むよ。
この子連れて帰るから。」

気を失った天音を抱き上げ天音の部屋へと運んだ。
(ここ…どこ?)
 
私は真っ暗な暗闇にいた。
着替えた覚えもないのに、ワンピースを着ている。
 
(何!?!!)
 
突然目の前が光だし、目が開けられなくなった。
 
光が少し弱まって前をみると一人の女性が立っていた。
私と同じ服装をしている。
あれは確か…日記に挟んであった写真に写ってた人…
初代姫…?
 
「か、のん…さん?」
 
 
 
 
 
 
 
 
「恭さん!?これは…?」
 
「分からない。」
 
そういいながらトンファーを取り出して球心体を壊そうと試みるけどいくら叩いてもびくともしない。
 
(何だ?これは…)
 
 
 
 
 
**
 
 
「…本物?」
 
「えぇ、初めまして、と言うべきなのかしら?天音」
 
 
「どうして私の?」
 
「時間が無いわ。
今から述べることしっかり聞いてね。
これまで、ボンゴレの姫は守られるべき存在として守護者に守られてきたわ。
でも、そうもいかない時代が来たわ。
『自分の身は自分で守らなければならない。』
…あなたも自分のために守護者を傷つけることは望んでいないみたいだしね。
自分は何かボンゴレの役に立ちたい。そう思ってるわね。」
 
「はい…
でも、どうしたら…
私は何にも力を持っていないのに…
あなたみたいに病気を治すこともできない。」
 
「あなたにこれを授けます。
使うも使わないもあなたの自由よ、天音。
 
あなたには私を凌ぐ力を隠持ってるわ。
それに気づくか気づかないかはあなた次第…」
 
 
天音が夢の世界から消えた。
 
 
 
「でもその力は治癒能力に相反するもの…
それが自分で分かった時…あなたはきっと…」
 
 
初代姫である華音は異空間の中で一人呟いていた。
 
 
 
 
 
○●○●○●○●○●
 
お久しぶりですε=ε=(ノ≧∇≦)ノ
 
 
覚えてますか?
心音です^/^
 
 
 
やっと…
やっと受験が一段落しました(・ω・´)
 
(まだ終わったわけじゃないけどね)
 
まぁこれで桜貝と桜雨が再開出来る(^^)v
 
 
あ…
でもまだ完全に受験が終わったわけではないので頻繁には更新できないんです(・ω・`)
 
でもでもっ
また頑張って更新するので良ければ見てください(^^)
見てくれたら嬉しいです桜貝-e44a02dd0cf508138d3616ba0e965897.gif
ではでは今日はこのへんで(*^-')