裁判は簡易裁判所から地方裁判所に
移送が決定となった。
それだけのために今日ここに来たのか・・
法廷を出た後、廊下で
彼女が伴った司法書士を引き止めた。
彼女には少し離れたところで待ってもらい
私と司法書士2人で話す。
地方裁判所に移送となりますが
弁護士を依頼するとなると
私はいいですけど
ただでさえ慰謝料を払えないと言っている
めるもさんはもっと大変になるんじゃないですか?
そして、夫婦はとても仲が良かったこと
夫は私の前では結婚指輪を外していなかったこと、
それらの証拠の陳述書、写真を持参していること、
を伝えた。
司法書士に陳述書を見たいと申し出られたが断った。
更に、続けた。
こちらは和解する用意はありますよ。
相手は一瞬考えて
「それでは和解の提案をしてみます。
1週間時間をください。必ず連絡をします。」
・・
「落としどころはいくらとお考えですか?」
私は少し考えて、
請求よりかなり減額した数字を伝えた。
この日、彼女からは全く誠意を感じられなかった。
それが何よりもつらかった。