不倫されて離婚~世の女性は殆どが許すのだろうけど~ -2ページ目

不倫されて離婚~世の女性は殆どが許すのだろうけど~

夫の不倫発覚から離婚、不貞相手に対する慰謝料請求裁判の記憶です。

離婚して1年半

近所の酒屋さんに寄った。

結婚当初からよく知る間柄。(もちろん離婚したことも知ってる)

酒屋の奥さんと、世間話。

私の自営の仕事も不景気で~、なんて

「本業やりながら、パートに出ようかな、手に技術もないし」って話してたら

「仕事何でも選べるでしょ~。

『うちの奥さん、何でも出来るんですよ~』って

(元)ダンナさん前言ってましたよ」


心がチクッと痛んだ。

そんなふうに私のこと自慢してくれてたんだ・・

そういう気持ちが少しでもあったなら、

なぜ?

どうして 彼女を作ったの?


いまだになぜ離婚に至ってしまったのか

毎日のように "一人反省会"してる。


離婚届を出して1年が経った日。


その日、私はホールケーキを買ってきて

ローソクを1本吹き消しました。

なんとか1年生きてきました。

多くの周りの人に感謝するとともに

一人で生きていくことを

やっと覚悟できたようにも思います。


今、離婚を考えている方

「一人になること」「“家族”を失うということ」

考えてみてくださいね。

私は子供がおりませんでしたし

両親も既に亡くなっておりますので

「一人」ってこういうことなんだ。と

今、噛み締めています。


離婚を後悔はしていません。

誠意を尽くした相手に誠意を持ってほしかっただけです。

それができない相手だったのですから。


民法733条【再婚禁止期間】
女は、前婚の解消又は取消の日から6ヶ月を経過した後でなければ、

再婚をすることができない。

・・・

離婚届を提出して6ヶ月経った日、

「明日から再婚できるんだ」

と気づいたとき、前婚からの開放感に笑みがこぼれた。


残るのは

パッと見は「夫の姓」のままの運転免許証だ。

今は裏書きの状態。(裏に今の姓が追記してある)

もうすぐ、秋の気配がする頃

ちょうど免許証の書き換えだ。


もちろん、「夫婦連名の住宅ローン」は残っている。

これが最後まで残る夫と私の絆の痕跡。

一日も早く、完済することが

私に残された課題。


最後に元夫に会う直前に

共通の知り合いが亡くなり、元夫に連絡を回した。

「通夜に一緒に行く?」ときいた。

そう提案しながら心は複雑だった。

こうやっていつまでも連絡を取りつづけるの?

もう他人なのに。

一番の課題は元夫との距離をどこで線引きするか

決めることなのだろう。

夏の終わり


数ヶ月ぶりに元夫に会った。

裁判の経過を報告し、

陳述書の礼を述べた。


裁判の主原因である元夫に礼を言うのは

不思議な感覚ではあるけれど、

自分がしてもらったことに対して

きちんと筋は通したかったから。


彼女がとても傷ついたと聞いたと話すと、

元夫は「彼女は慰謝料を払いたくなから

傷ついたと言っただけで、それは嘘だ」

と吐き捨てるように言った。

え? 明らかに元夫は彼女を嫌悪している・・


そして、私に

「去年、気球に乗せてあげられなかったから

今年は・・」と言った。

心が痛んだ。

どうして、そんなこと言うの?

あの気球に乗れなかった時

「君を誘おうと思ったんだ」って

「彼女」に言ってた じゃない。


どこまでがほんとう?どこからが嘘?


あなたから私への愛はなかったのだと

思うことで、私は心を整理してきた。

優しくされれば、心が泡立つ。

憎むこともできない。

会えばこうやって振り回されるんだろう。

ずっと。


つづき・・


彼女から

「復縁は無理ですか?」と何度か聞かれた。

う~ん、考えるまでもなく

復縁の答えは「NO」だ。

私からも彼女に言った。

「あなたが元夫と一緒になってくれた方が

私も安心なんですけど。

彼は事情で家族がいないから」

どうぞ、どうぞと元夫を譲り合っている光景は

俯瞰すると、とても滑稽なんだろう。


彼女に聞けたこと

・元夫はとても優しかった

・私(妻)が気づいていたことを本当に知らなかった

・自分が一番大事にされたいから、子供はいらないと言ってた

(この本音は結構衝撃)

・私にバレて彼女に内容証明が届き、

元夫に「夫の方から誘った」と一筆書いて欲しいと彼女が言った時

「奥さんに申し訳なくて書けない」と拒絶された。

奥さんのことを尊敬しているようでした、と。


私から彼女に伝えたこと

夫は本当にあなたが好きだった

横にいた私が一番夫の恋心を感じていた、と。

だから、夫の気持ちが嘘だったと思わないでほしい。

男性不信にならず、

幸せになってほしい。

・・建前ではなく、本当にそう思った。


彼女と会って、怒りはわいてこなかった。

冷静だった。

もう、二度と会うことは無いだろう。



彼女との面会を準備してくれた

司法書士さんが先に私を見送ってくれた。

この方に今回は世話になった。

私 「今度は何かあったら私が依頼してもいいですか?」

司 「ぜひ。今度は同じ側のイスに座りましょう」


「彼女」と会った。

裁判所で目の前にはしたけれど

直接会話を交わすのは初めてだ。


彼女の口から

謝罪の言葉がもれる。

「すみませんでした」

消え入りそうな声。


自分の心がほっとしたのがわかる。

これでいいよね。

うん、これでいい。


言葉を受けて

「人一人の人生がめちゃめちゃになったことは

理解してほしい」と言った。



それから1時間ほど話した。

その中で何度も言われたのは

「(私と夫に)復縁してほしい」という言葉だった。


つづく・・


夫の不貞相手と

会うことになりました。

その後、元夫と会い、陳述書の礼を言おうと思っています。


それが終われば、

自分の中で「離婚」は人生の通過点として、

過去にできるのではないかと感じています。


彼女が依頼した司法書士を通して

数回のやり取りの後、

「提示金額を分割で払います。

公正証書の作成もします。」

あっけないほどに、和解が成立した。

これから数年に渡って彼女が支払っていくという。


しばらくして、公正証書と裁判の取り下げ書一式が届いた。

公正証書を確認後、

裁判の取り下げ書にサインし、裁判所宛て発送した。


あぁ、これで終わるんだな。

訴えを起こしたことで

私は思いがけず

夫のほんとう を知ることになった。

それが良かったのかどうかはわからない。



慰謝料の支払いが彼女の気持ちなのだと

受け止めたいのだけれど、私の心は晴れない。

私が望んだのは、お金そのものではなく

彼女に謝ってほしかったということだ。

そして、司法書士さんを通して

彼女が「○○さん(夫)の愛情は嘘だったんだ」と

とても傷ついていることを知った。

あぁ、そうじゃないよ、

一時でも彼はあなたに恋していたんだよ、と。

伝えたくなった。


司法書士さんに言った。

「彼女とあえますか?」


裁判の日に和解を提案してから1週間後
彼女が依頼した司法書士から連絡があった。


「地方裁判所への移送より、和解を希望します」

少し前向きに動き出した。


相手の希望は、慰謝料の更なる減額だった。

こちらの条件は

・これ以上の減額は絶対にしません。

例え分割払いの回数が増えても

いつまででも待ちます。ということ。

・分割払いであれば公正証書を必ず作成してほしいということ。


公正証書~

公正証書とは、公証人役場で作成する契約書の事で、

これを作成すると金銭給付の取り決めについては

裁判の確定判決を得たのと同様の効果を期待できます。
裁判をしなくても、相手が支払いをしない場合は強制執行出来るのです。

(勤務先から支払われる給与などの一部を差し押さえることが出来ます。)

彼女が司法書士を頼んだことで

司法書士が彼女自身に賠償責任について諭し

こちらも話をしやすくなった。
内容証明の送付では

のらりくらりとかわされていたことを思えば

裁判に踏み切ったことで

彼女がしたことをきちんと認識してもらえたのだと

思いたい。


裁判から数週間後の出張仕事の帰り道

上半期の反省会とねぎらいを兼ねて

仕事仲間とレストランで食事をした。


去年、夏の終わりに同じレストランで

同じようにみんなで食事をした。

もちろん夫もいた。

ふっと思い出す。

去年もこの同じテーブルで

その日の仕事のことを

デジカメ画像なんかを見ながら

みんなでワイワイ楽しく話していたのに

夫は料理が運ばれてくるまでの間、

ずっと目を閉じて人の話を遮断する態度で

下を向いていた。

(決して眠っていたり、寝たふりではない)


今わかるのは、その3日前に

彼女と初めて関係を持ったという事実だ。

夫の心はそこになく、

目を閉じて何を思い出していたのかは

容易く想像できる。

自分の中から早く追い出したい記憶。