花と紅茶で、日常に「ほっ」と一息の豊かな時間を♪

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おはようございます♪

昨日の朝の雨風は強烈でしたが、

午後からびっくりするぐらい青空になり風も収まり

暑かったです!

今日も気温上がって一気に桜が膨らんできそうです♪

楽しみですね~♪♪♪

お花見どこにいこーかな~❁

と、妄想する時間も楽しい♪

 

 

 

 

今日は土曜日だけど読書日記。

読み終わった本がたまっていく・・・

読書日記が書けないとモヤモヤします。

本を読みおわって

読んだときに沢山感じたことを

自分の中で言葉にするまでに時間がかかります。。。

頭で考えたことじゃなくて

心で感じた事というのは

ぽんっと

言葉には出てこない。

 

 

普段の会話でもポンポン出てくる言葉は

今までの経験から蓄積された言葉たちの中から

当たりさわりのない言葉が反射的に出てくるようなもので

私はよくしゃべるけど

 

「ちーちゃんは秘密主義だよね」

「肝心なことは言わないよね」

 

と昔からよく言われるのは

親しい人や身内でさえ

腹を割って話しているようなときでも

たぶんそんな当たり障りのない言葉を返したときで

バレてるんだと。

 

「何考えてるのかわかんない」

 

と言われるときは

たいてい考えてない。

自分の中から湧いてきた

思いに当てはまる

言葉を

パズルのようにひたすら当てはめ

ココロが動く言葉をじっくりと感じいてる最中。

(あっ、でも思っていないことはいっていないつもり。お世辞も言いません。

はっ、と感じた「可愛い♪」「素敵」「嬉しい」などのわかりやすい表現はすぐに言葉にできます)

 

 

 

大切な事

肝心な事

そんな大切なもっと深いところで感じたものは

それを表現する言葉を見つけるのは難解。

だからそんな時はあまりしゃべらない。

 

 

本当の気持ちは考えて出てくるものではなく

考えて出てくるものは考えたものだから

自分がこんな答えにしたい

こんなことを言いたいという理想のようなもので

考えて出した言葉は本当の自分の言葉ではない。

感じたものは自分の感覚の部分なので

それを今、この世の中にある「言葉」だけで表現するのはむずかしく

自分の中でしっくりとくる言葉を探していると時間がかかる。

 

 

うまく言葉にできなくて

言いたいことが伝えられないとすぐに泣いて

「すぐ泣くな!」と小さいころから怒られていた。

言葉の持つ意味の取り方は人それぞれ違うから

自分の思う言葉の意味を

相手が感じ取ってくれるのかもわからない。

ただ、自分のしっくりとくる表現を見つけて伝えてみて

そこに乗せた思いを相手が感じ取ってくれるのか。

だから誰かに言われた言葉にも

そこにどんな思いを乗せているのかをしっかりと感じたいと思う。

そしてそれを感じられない言葉には

心は動かない。

 

 

 

そんな事をまたじっくりと感じたこちら。

(前置き長すぎました。で、本文もつらつら長すぎます・・・)

夏川草介さん

 

【本を守ろうとする猫の話】

*先日インスタにアップした記事に加筆してます。(インスタは文字数が入りきらなかったので)

 

 

 

 

前回読んだ「始まりの木」にとにかく感動して

綴られる言葉から沢山のことを感じて

じっくりとじっくりと言葉を味わって読みました。

 

 

今回はちょっとファンタジーなお話。

学校が苦手で祖父が営む古書店で過ごす時間が大好きな高校生の林太郎。

二人暮らしの祖父が突然なくなって叔母と暮らすことになり

古書店を閉めることに。

 

そんな時に突然現れた言葉を話す一匹のトラ猫。

 

「本を助けだすためにお前の力を借りたい」

 

と、不思議な世界に駆り出される。

 

沢山読むことに価値を感じ、一度読んだ本は二度と読まないものだと

膨大な数の本をコレクションして閉じ込める読書家。

 

本を読む時間が無い忙しい現代人にために

いかに早く本を読むことができるか。ということにすべてをかけ

いかに早く、簡単に読めるようにするために本を切り刻む学者。

 

どんな傑作も売れない本は消えていく。

本は消耗品。

本の価値は発行部数。毎日山のように本を作り売りさばくことが

世の中のためだと

本を売りさばくことだけに価値を置く出版社の社長。

 

 

長い歴史の中で

どれだけの本が生まれ

どれだけの人の目に留まり

どれだけの人の手に渡り

どれだけの人の心を動かしたのか

どれだけの人が救われたのか

 

 

どれだけの人がその一言から気づきがあり

どれだけの人がその一行で心が救われたのか

どれだけの人がその一冊で人生が変わったのか

 

 

そこに刻まれた数万の文字は

どれだけの月日をかけて今自分の手元にあるのだろう。

 

 

歴史ある書物は

たった一人の手から紡がれて

数十年

数百年の時空を超えて

今も存在しているものもある。

 

 

長い長い時間を掛けて読み継がれていく傑作もあれば

その時代が求めている情報を詰め込んで

一瞬で消えていく本もある

 

 

本を読むことを時間の無駄だと感じる人も

本を読むことはめんどくさいと思う人も

本を買うお金はもったいないと思う人もいる

 

 

私にとって

「本」

とは

人生の中で大切な出会いのひとつであり

 

 

私にとって「読書」とは

 

・自分の知らない世界を知ること

・誰かの目線の世界を知ること

・自分の無知を知ること

 

だと感じています。

 

 

読んで終わりではなく

そこから何を感じたのか?

その一冊を自分はどんなふうに読み取ったのか?

その言葉の意味を

綴られる文章に乗せた思いを

しっかりと感じたい。

 

 

もちろん書き手が伝えたいこととは違うことを

私が受け取ることもある。

伝えたいこととは違う気づきがあることもある。

*それは作家さんに聞かないと分からないことだけど

 

 

知識を得るために情報を得るために

本を読むことや

学びのために自己啓発本やビジネス本を読み漁っていた時もあるけど

ある時から小説の読み方が変わって

そこから得られる

 

気づき

 

が、私の人生を変えてくれた。

何度も何度も読み返すことも増えた。

1回目では気づかなかったことが

経験を積んで

2回目で大きな気づきがあることも

3回目で心を揺さぶられることもある。

ボロボロになるほど何年も繰り返し読んでいる本もある。

 

 

 

「言葉」とは

 

自分の思いを伝えるために生まれ

誰かの思いを知るために存在する

 

誰かの思いを伝えるために綴られた言葉は

本を通して無限の世界に放たれ

伝播する。永遠に。

 

 

そんな事を本から感じることができる。

 

 

自分が知らなかった世界

自分が知らなかった誰かの思い

自分が知らなかった誰かの感情

自分が知らなかった誰かの思考

 

本が伝えてくれる誰かの思いを

じっくりと味わいながら

しっかりと感じ取りながら

「言葉」を味わう時間は

なんと豊かで幸せな時間なのだろう。

本がそこにあるだけで

私の人生は十分幸せなのだ。

 

 

長い時間読み継がれてきた難解な傑作を

今年は少しは読んでみようかと思う。

 

本屋さんで

心惹かれる一冊に出会い

手に取り

ゆっくりと

ページをめくる心躍る瞬間を

言葉の一つ一つから放たれるエネルギーを

これからもたっぷり味わい尽くしたい。

 

私も

本を守る一人でありたい。

 

と心から感じた一冊でした☆

 

 

今日も素敵な1日を♪