治験開始と覚え書き | Adieu le cancer - シェリのブログ

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2018年10月突然のalk陽性肺腺がんIV告知。フランス移住2年程度ですが、こちらで治療を続けることに。
2018年10月31日-アレセンサによる治療開始
2019年7月1日-ブリガチニブ治験
2019年9月末-ローブレナ

2019年7月1日
ブリガチニブ治験1日目


前日のアレセンサwash-out7日目は、猛暑だったので湖に涼みに行ってました。水浴びを軽くしたところ、左足付け根と腰に以前より強い痛みがあり、やっぱり薬が体内から出てしまったと実感プンプン あと昨日までのお出かけ疲れか、ガンのせいか体重がすっと1kg落ちてました。

気をとりなおして 7/1からブリガチニブ治験開始。スケジュールは、
10h50 主治医診察
11h10-12h10 治験コ-ディネ-タ、調剤師の方と打ち合わせ
12h30 血圧、呼吸、採血 +ブリガチニブ服用
13h30 昼食後採血
16h30 採血

ほぼ1日病院で過ごしました。
こちらのがんセンターは、ほぼ外来通院が一般的です。入院は相当特殊なケースに限られているようで、自宅で過ごしたいと思う私にはありがたいです。

主治医とのやり取りで印象に残った事。
ー 痛みがありながら我慢して痛み止めを飲まないのは、痛さで心身とも疲れてしまうのでタブー。必ずしっかり飲んで対応すること
ー 今後、ブリガチニブ以降の治療が必要になったらLoratinib、その後に化学療法を考えている

治験コ-ディネ-タと治験調剤師との会話
- 予想される副作用に対応する薬剤を前もって処方(下痢、嘔吐感)
- ブリガチニブ治験の絶対的なデータ(参加人数)は多くはないが、奏功例も多くある
- 食べたらダメなもの: グレープフルーツ、苦いオレンジジュース、その他謎のフルーツ2点
- 始め1週目は90mgの錠剤1錠、次週から2錠(180mg)に
- 決まった時間に1日1回服用(食事は無関係)
- PETスキャンは既に撮影を多くしたので、9月まではブリガチニブ判定は血液検査とCTでの様子を見ながら判定する
- ブリガチニブの処方は治験用窓口で行う
- 副作用によってセンターまで自力で診察に来るのが辛い場合は、タクシー代を負担するので是非利用してほしい事


そしてブリガチニブ服用前、服用後食後1時間、服用後3時間後で採血という流れでした。ブリガチニブ服用は看護士の前で...アレセンサの時にはなかった緊張感です滝汗

アレセンサ時にももちろん通院しかしていませんでしたが、今回はより多くの関係者の方々の協力があってここに至った感が半端なく、やはり感謝しかありません。

タクシー利用の件は以前も化学療法で副作用がある場合、センター負担と説明がありましたが、今回は治験なので武田薬品がこういった全てを負担するということでした。
今は元気にしていますが、いざとなったらと思うと大変に寛容なサポートだと思います。

改めてここのがん支援体制のすばらしさと、この先も諦めることなく前向きに治療に励もうと感じた1日目でした。

下矢印同日頂いた副作用の対策薬


※ フォローいいねやコメントありがとうございます。拙い語学力•文章力のため、現地で起きていることを読みやすくお伝えできていないかもしれません。それでもお読み下さる皆さまから元気と勇気をいただき感謝しています