2001年ニューヨークで起きた同時多発テロの影響で現実に起きたことを元にした作品
改めて9.11の詳細をWikipediaなどで読んでいたら、胸が痛くなる
あの日、お仲人さんのお通夜からダーリンと帰ってきてテレビをつけて、NYの世界貿易センタービルに飛行機が突っ込んだというとんでもない「事故」にビックリしていたら、なんとツインタワーのもうひとつに別の飛行機が追突する瞬間が映し出されて・・・
察しの悪いわたしでも「これはテロだ!」と気づいた
お仲人さんは海外畑のかただったので、もしかしてあのビルにもお知り合いがいたかも、と思ったりしました
日本にも世界貿易センターがあります
浜松町に当時あった世界貿易センタービルは父が勤めていた会社が入っているビルだったけれど、そこは大丈夫?なんて怖かった
とはいえ物語の中心はテロについてではなく、アメリカに到着するはずだった飛行機がカナダのガンダー空港に降りることになったことによる群像劇でした
ウワサ通り、今までに観たこともない舞台でした
全員プリンシパル級のキャスト12人が100人以上の人物を演る、と聞いてはいました
例えば原田優一くん×太田基裕くんの「ダブル・トラブル」や坂本昌行くん×海宝直人くんの「MURDER for Two」で、ひとり10役以上なんてのを観ていたので、「そうなんだねー」なんて思っていたら、キャストの人数が増えると舞台全体の迫力がもの凄い
ガンダーの人々が「航空機が何機もやってくる、大変だ!」と慌てているシーンの次の瞬間には「なんで着陸地を変えるの?何があった?!」という騒然とした機内のシーン・・・といった具合
その切り替えが見事で、キャストの演じ分けも素晴らしいのでわかりやすいし(それでもやはり眼は足りない)ところどころでドでかいイケボが聞こえて(←主に吉原光夫さんのこと)舞台が締まるし、橋本さとしさん演じるボケキャラ(何役もあるのに、おおかたボケキャラ)にホッとするし・・・
100分間延びすることのないジェットコースターミュージカルでした
田代万里生くんに関しては・・・
*ガンダーのダミ声おっさん:「マチルダ」のMr.ワームウッドか「ジャック・ザ・リッパー」のモンローか?ってくらいの声のおっさんで王子様オーラ消し、たぶん成功(笑)
おっさんの人は良さそう
*卑猥な秘書ケビンJ:浦井健治ちゃん演じるお相手もケビンT
わりと陽気なカップルはこの後別れるのだけど、万里生くんのアトガマが加藤和樹くんなのが笑える
*アリ:イスラム教徒の料理人
いぶかしがっていたニューファンランド島名物「コッド・オー・グラタン」(タラとチーズのお料理)が以外とお口に合ったのかな?良かった
イスラム教の禁忌を破られ、異性(女性機長)同席での身体検査をされた後の表情がね・・・
可哀想になるくらい秀逸です
勉強熱心な万里生くんはアリを演じるにあたって、イスラム教モスクも訪れていましたね
咲妃みゆちゃん
*ガンダーのTV局の新米レポーター
最初は「新米なので、至らないことがあっても許してちょ」みたいな甘々の新人さんが、この出来事を通して成長していく
*CA
異常事態での航空会社がわの対応姿勢が、彼女の考えている胸の内がダダ漏れていることで、わかりやすく伝わってくる
*乗客の女性
帰りの航空機内のお酒パーティでハイテンションになった乗客のひとり
なんと!なんと!あのゆうみちゃんが!
ブラウスの前ボタン全開で、ブラ姿をお見せになりました
その一瞬の衝撃たるや!(爆)
まぁね、露出度としては大したことはありません
ノースリーブで襟ぐり大きいドレスほどではないのだけれどね
・・・ということで、いいもの見ました(←違)
キャスト
安蘭けい、石川禅、浦井健治、加藤和樹、咲妃みゆ、シルビア・グラブ、田代万里生、橋本さとし、濱田めぐみ、森公美子、柚希礼音、吉原光夫
(敬称略)
今日ももうひとつのミッション成功
このところミッドタウン日比谷の鈴懸がいつも長蛇の列で並ぶのを諦めるのだけれど、今日は時間に余裕があったので「鈴懸の苺大福」を買えました
嬉しい〜🍓🍓🍓
鈴懸の苺大福は別格だと思う