令和3年(2021年)12月3日:投稿
皆さん、こんにちは。
シュミネ茶道教室の西田宗佳です。
今年もいよいよ師走に入り、年の瀬を迎えようとしています。
今週は教室のお稽古もない週ですので、12/2(木)にのんびり京都にお出かけしてきました。
今回のブログはその旅日記をお届けいたします。
*前編〉京都の旅〜①畠山記念館の名品
*後編〉京都の旅〜②高台寺ライトアップの紅葉
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まずは、前編。
京都の悪友、Kボンにお誘いいただき、「畠山記念館の名品展」に行くことに。
その前にランチのお店で待ち合わせ。
祇園四条から鴨川沿いを南に下りながら、キラキラ光る穏やかな川に癒されます。街のど真ん中を大きな川が流れ、そばに自然を感じられるのはいいですね。見ているだけで雄大な気分になれます。
下↓)昔の旅館「鮒鶴」をリノベーションした、「Funatsuru Kyoto Kamogawa Resort」。
この日のランチはここで。
だいぶ昔に来て以来、久しぶりの再訪です。
昼間っからシャンパン飲んで、休日気分。
たわいもない話しながら、なんかリラックスできました。
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■ 京都国立博物館
特別展 「畠山記念館の名品」
~能楽から茶の湯、そして琳派~
京博にもかなり久しぶりに来ました。
関西初の畠山コレクション特別展ということもあって、滑り込みセーフで来れて良かった。東京の白金にある記念館まではなかなか行けないから。
(京博のブログから拝借~抜粋文)東京・港区白金台の閑静な住宅街に建つ畠山記念館。ここは創設者の畠山一清(はたけやまいっせい)が五十年かけて集めた東洋の古美術品を中心に収蔵、展示公開する美術館です。一清は能登国主畠山氏の後裔で金沢生まれの実業家。事業のかたわら、能楽と茶の湯を嗜(たしな)み、美術品の蒐集に努めました。即翁の蒐集品には、「即翁與衆愛玩(そくおうよしゅうあいがん)」との愛蔵印があります。この言葉には、自らの蒐集品を独占するのではなく、多くの人と共に楽しもうとする即翁の意思を読み取ることができます。本展覧会は、施設改築工事のため休館している畠山記念館の「與衆愛玩」という即翁の理想を分かち合うために、関西の地において初めて200件をこえるコレクションを紹介する展覧会です。即翁の審美眼と美意識に触れ、彼が愛した茶の湯をはじめとした日本文化を末永く伝えていきたいという思いを共有する機会となれば幸いです。
流石、関東を代表する近代茶人の蒐集ぶり。交友関係も、益田鈍翁、野村得庵、小林逸翁、松永耳庵らと時代を同じくします。
この時代の財界文化人たちは、みんなお能や仏教美術を愛し、こぞって茶道具、日本画、書を集め、蒐集が多岐に渡ります。思ったよりも展示品が多く、観て回るのに2時間かかりました。
道具はよく分からなくても、まず出逢うということ、そして自分も縁を結び、代々に渡る時代を超えた所有者や保管者の想いを、その道具を通して想像してみることが大切だなと思います。
国宝・重文もたくさんで、これでもかというほどかなり見応えありましたが、個人的には後半の琳派のコレクションが印象的でした。作品をきっちり系統立てるかのように、本阿弥光悦から俵屋宗達、尾形光琳・乾山、酒井抱一、鈴木其一へと、この時代の一個人の数寄者がちゃんと「琳派」という概念で繋げてコレクションしているのは素晴らしいなと感じました。
閉館時間になって外に出る頃には、もう真っ暗で激寒。足腰はすっかり疲れ、一旦近くのホテルでお茶して一休みすることに。
さあ、夜は高台寺のライトアップへ。
★「後編〉京都の旅〜②高台寺ライトアップの紅葉」 …に続きます。
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