皆さん、こんにちは! シュミネ茶道教室です。
6月に入り、早速関西も梅雨入りしましたね。
6/6(火)・7(水)のお稽古日記です。
今週のお菓子は、「蛍狩り」(ほたる・がり)
都会ではなかなか蛍にお目にかかれることはないのですが、お茶をやっていれば、6月といえば蛍の風情をお菓子から、道具から、銘から、あちこちで感じることができます。
きんとんに黄色い寒天がキラリと光って、草間に飛び交う蛍の光を表しています。
日本の蛍は、成虫になってからの寿命は1~2週間と言われています。この間何も食べず水だけを摂取し、必死にお尻を光らせて繁殖活動にいそしみ、役割を終えるとはかなく命を終えます。
ギラギラしたド派手な都会のライトアップもいいですが、それとは対照的な、この儚い命の灯の美しさも守っていきたいですね。
水曜日のKTさんが、お干菓子の差し入れをしてくださいました。
四天王寺の干菓子専門店「河藤」(かわとう)さんの名物、「割氷」(わりごおり)
これからの季節、涼し気な透明感のあるお菓子はいいですね。
寒天を使った琥珀(こはく)のようなお菓子で、甘過ぎずあっさりしていて、いくつでも食べたくなります。
今週のお稽古風景。
来週のお稽古で最後となるKMさんに、今週は初めて「半東」(はんとう)にチャレンジしてもらいました。
「半東」とは本来、「亭主の補助役をつとめる者のこと」を指しますが、最近の大寄せのお茶会などでは、席中のホストとして、お客様へのご挨拶や道具の説明、全体に目を配らせ滞りなく進行させる役割も担う、かなり重要なポストとなります。半東と正客の掛け合い次第で席の雰囲気も決まり、茶会を左右します。
この教室はまだ初心者さんの集まりなので、お稽古と言えど、いきなりはちょっと難しいかなぁと思ったのですが、短い打ち合わせで、Kさん立派に半東さんをこなされていました。
実はKMさん、ご結婚のため、来月早々にはアメリカのケンタッキー州に旅立たれます。ここでのお稽古が向こうでの暮らしに役立つのかどうか分かりませんが、ギリギリまでお稽古に来てくれて、嬉しくもあり、寂しくもあり・・・。
愛されキャラのまま、向こうでもがんばっていただきたいです。
私から贈る言葉は、「無事是貴人」(ぶじ・これ・きにん)
お互い無事でさえいれば、いつかまたこうやって集うことができるから。何よりも元気に無事でいることが大切です。
~~~ おまけ ~~~
今週の金曜日(6/9)は、生國魂神社にある「玉秀庵」のお茶会でした。
6月ということで、着物も単衣(ひとえ)に。襖や障子も全て「葦戸」(よしど)に入れ替えされていて、清涼感たっぷりです。お料理が「かが万」さんで、とても美味しかった〜^_^
◆◆◆ ========================
《 シュミネ 茶道教室 》
~大阪・心斎橋~
(裏千家: 西田 宗佳)
【お稽古日】
*火曜日 17:00-21:00 (体験は18:00~19:30受付)
*水曜日 16:00-21:00 (体験は17:00~19:30受付)
【URL】 http://cheminee-club.com/
【TEL】 06-6252-0560
【お電話受付時間】 11:30-18:00
=========================◆◆◆