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シュマンドールのお電話についてですが
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ご了承くださいませ
週に一度の見逃した映画シリーズです
このところ、週に2本くらいのペースで、借りてきたDVDを見ています
ずっと見たかった映画がたくさんあるんです
雨上がりの朝には、こんな素敵な写真も撮れるんです
今日ご紹介する映画は、ちょっとクラシックです
逃げないでください(笑)
1966年製作のイギリス・アメリカ合作「わが命つきるとも」
原題の a man for all seasons 「どんな状況でも頼りになる人」という意味みたいです
これ、映画を見ると意味深です
監督は巨匠フレッド・ジンネマン
出演はポール・スコフィールド、ロバート・ショウ、オーソン・ウェルズ
アカデミー賞では作品、監督、主演男優、脚色、撮影、衣装デザインの6部門で受賞してます
高校生の頃にテレビで少しだけ見たような記憶があるんですが
ちゃんと見るのは初めてです
16世紀のイギリス、悪名高きヘンリー8世の時代
思想家・法律家であるトマス・モアが主人公
奥さんと離婚したいヘンリー8世は、その許可を法王にとりなしてもらおうと
頼みになる唯一の男、トマス・モアに依頼するんですが
高潔で敬虔なカトリック信徒のモアは、これを拒否します
とことん信念を貫き通す男トマス・モア
それによって反逆罪で処刑されちゃうんです
カトリックでは聖人になります
結局、ヘンリー8世はイギリス国教会を強引に設立し、カトリックから離脱
奥さんと離婚して、あのアン・ブーリンと再婚
恐るべき悲劇の始まりです
エリザベス女王の国葬の時に、ふと調べてみたら
今もイギリスはヘンリー8世の時からのイギリス国教会のままなんですね
「わか命つきるとも」の音楽は、われらがジョルジュ・ドルリュー
フランス人がチューダー朝の音楽を書いて、これがドルリューのハリウッドへの大一歩となるんです
この5年後に「1000日のアン」の音楽も書いてるんです
撮影監督のテッド・ムーアによる、とてつもなく美しい風景描写と
ジョルジュ・ドルリューによる重厚なテーマのオープニングをご覧ください(高画質)
ほれぼれするような映像ですね~
美しい映像といったら、さらに上には上があるんです
1978年製作のアメリカ映画「天国の日々」
監督はテレンス・マリック
出演はリチャード・ギア、サム・シェパード
撮影監督:ネストール・アルメンドロス&ハスケル・ウェクスラー
音楽:エンニオ・モリコーネ
この映画を見る重要なポイント
私が敬愛する撮影監督のネストール・アルメンドロスによる、とてつもない映像美です
もちろんアカデミー賞の撮影賞を受賞してます
ハスケル・ウェクスラーは、スケジュールの都合で途中降板したアルメンドロスに代わって
残りの部分の撮影を担当したんですね
けっこうはっきりわかっちゃう気がしますよ
正直、お話はどうでもいい感じ(笑)
ほれぼれするような映像を堪能しちゃうんです
人工の光を極力使用せず、自然光のみで撮った映像
日没から30分というマジックアワーに撮影したそうです
ネストール・アルメンドロスによる極上の映像をご覧ください
すべてのショットが美し過ぎます
アルメンドロスはフランソワ・トリュフォーの映画でおなじみのカメラマンです
この映画を途中で降板したのは、トリュフォーの「恋愛日記」のスケジュールが優先だったから
リチャード・ギアもサム・シェパードも若いですね
どちらの作品も、すこぶるつきの映像美を堪能できます
映像が芸術だということを証明した2作品でした
私って、撮影監督で映画を選んだりもしちゃうんです
というわけで、本日のおやつ写真です
瑞花のおかき
上品な味わいです
大好きな「新潟味のれん」に似てるので、どれも美味しいです
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