・・・分からない。
この人が何を考えているのか。
「愛ちゃん、着いたよ。」
目の前に広がるのは、声にならない程の夜景だった。
「わぁ・・・すごい。」
「でしょ。俺のとっておきの場所。」
「こんな町にこんなところがあったなんて。」
「意外だったでしょ。
ま、もう寒いから外には出られないけど。」
「ううん、ここで大丈夫。」
しばらく、私は言葉を失い、見下ろす夜景に見とれていた。
空には満点の星空、見下ろせば町並みが作る、星空。
「正人、私ね。」
「ん?何?」
「私は結婚していて、加奈と真奈が世界一、大事なの。」
「うん。
どうしたの、急に。」
「これから先もずっとずっと、私はあの二人が、
世界一大事で、変わらないの。」
「・・・。」
今度は正人から言葉が出なかった。
「私はこの先、正人と何かなるっていう事は、
絶対に無いんだよ。」
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