「おはよ、愛ちゃん。」



「おはよー・・・」



「で、で、どうだった?独身だった?」



「いきなりだね、れなちゃーん。

まぁ、私は頑張って聞いたけどね。」



「えーっ!ほんとに聞いてくれたの!?

ありがとう~どうだったの!?」



「聞いてって言ったの、れなちゃんでしょー?

独身だったよ。」



わめくれなちゃんを尻目に、ランチを二人分注文する私。



「きゃー!!ね、ね、もうこれいくしかないよね!?

ねー愛ちゃんってば!」



「んーでもねぇ、彼女いるみたいだよ。」



「関係ないしー奪えばこっちのもん。」



「・・・21だし。」



「・・・え?」



「年齢、ついでに聞いたの。21だって。いいの?

それでもいいなら応援するよー?」



ちなみに、れなちゃんは私より二つ、年上である。



そして私の年は、25・・・。




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「加奈、真奈、いってらっしゃい。」



「いってきまーす。」



「愛ちゃん、ばいばい!」



さて、二人を送り届けたし、買い物にでも行こうか。



あれから三日、不幸中の幸いというべきか、

あの店長から携帯メールが入る事は無かった。



そろそろれなちゃんから連絡来る気がするけど・・・。



「ピロリンピロリン」



携帯メールが鳴り、サブ画面に表示されたのは、

れなちゃんの名前。



「やっぱり・・・。ま、いっか。」



私は、れなちゃんと会う約束をし、

家事をしに家に戻った。



家事をしている時も、どうしても答えが出ない。



何て言おうか・・・。



自分でまいた種とはいえ・・・。



「ん?待てよ?何にも無いんだし、メールも来てないから、

別に話す必要もないのか?

そーじゃん!あーよかった!」



超ほっとした。



そうだよ、別に何にも無いんだから、

彼女が居たって事だけ伝えれば、

それで終わりじゃん。



そして昼すぎ、いつものカフェでれなちゃんと

落ち合い、話題は真っ直ぐ店長の事にきた。




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車に戻り、急いで家に戻った。



でも、ずっと顔は真っ赤になり、

体中が熱くて、どっかに隠れたかった。



今までこんな事無かったし、

別に付き合ってくれと言ったわけでもないのに、

何でだろ・・・。



っていうか、よく考えたら私から誘って、

超淫乱女じゃん!

結婚してるし!



あぁー・・・。



しかも、れなちゃんに何て言うべきか・・・。



色んな考えはまとまらないまま、

私は寝られずに朝を迎えるはめとなった。



この時、私は多分、何にも考えてなかった。



この先起こる事も、加奈と真奈の事も、

れなちゃんは勿論、佐久間さんの事も。



私は、間違っていた・・・のかもしれない。




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「すいません、夜中に突然来てこんな話!」



「全然構いませんから。また来てください。」



最後まで、終始笑顔の店長。



あ、せめて名札くらい見ておけばよかったかな。



更に数日後、私はあれかられなちゃんとは

一度も会わないまま、また夜中にコンビニに来た。



そして、案の定いる、店長。



「あ、こんばんは!」



「こんばんは。」



相変わらず、屈託の無い笑顔で挨拶をするなぁ。



そして、レジで私自身、後から考えるととんでもない

会話をしだした。



「あの・・・友達、彼女いるならしょうがないねって。」



「あ、ほんとですか。すいません、何か・・・。」



「いえ、そんな、謝らなくていいですから!

それで・・・。」



「はい、何でしょう?」



「・・・私と遊んでもらえませんか?」



「・・・は?」



「あ、か、彼女いるのは分かってるんですけど・・・

怒りますか?」



「まぁ、遊ぶなら全然大丈夫ですよ。」



「あ、じゃ、これ!それじゃ・・・!」



レシートの裏に自分の携帯アドレスを書き、

さっと渡して、急いで店を出た。



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「そうですね、基本は昼間なんですけど、
どうしても人員不足だとこうなります。」


店長は笑って答えた。


「ふーん、大変ですね。」


「まぁ好きでやってますから。」


すごいな、この人の笑顔、嘘じゃない。


しばらく立ち読みをして、
目的のクリームチーズを持って、
私はレジへ向かった。


れなちゃんの顔が頭に過った。


「あの、結婚していますか?」


「は、はい!?」


そりゃビックリするよね。


「結婚はしてないですよ。
まだ21ですし。」


「はっ!?」


思わず声を大きくする私。


他にお客さんいなくて、
本当に良かったと思う。


「21•••ですか?じゃ、彼女はいるんですか?」


「彼女は居ますね。」


あらら、残念。


「友達が、あなたを気に入ってるんですよ。」


「まじですか!それは嬉しいですね。」


「でも彼女いるんですよね?」


「はい、ごめんなさいと伝えて下さい。」


おぉ、ちょっとびっくりした。


というのも、私の中では、
大体こういう時、男は関係を持ちたがるもの。