「れなちゃんさぁ、本当に本当に本気なの?」



「そうだよ。愛ちゃん取らないでね。」



「何で私が!」






その夜、私はいつも通り、加奈と真奈を寝かせ、

佐久間さんも寝たところで、いつもの晩酌を始めようとし、

大好きなチーズが無いことに気付いた。



しまったなぁ・・・

と思い、車を夜道へと走らせた。



皮肉にも、家から一番近いコンビニは、

あの店長のいるコンビニだった。



「いらっしゃいませ!」



店内に入ると、聞き覚えのある声がする。



そう、レジに立っているのは、まさしくその店長。



「あ、こんばんは。」



うわ、何で覚えてんだ?



しかもスッピン・・・

佐久間さんにすら見せてないスッピン・・・



「夜中も働いているんですか?」



開き直ったのか、私は気付いたら話しかけていた。



ほかにお客さんが居なかったのもある。




PR>美容院専売シャンプー取り扱い通販ショップ

http://yumekappihair.biroudo.jp/

真奈が店長と言った店員さんは、

まぁぱっと見二十代後半・・・まではいかないか。



子供を大事にする人に悪い人はいない、

というのが私のモットー。



あの人、悪い人ではないみたい。



にしても、若い店長だなぁー・・・。



私はこの時、すでにれなちゃんのお願いなど、

すっかり忘れていた。



興味の無い事だし、仕方ない。



しかし数日後、またれなちゃんとランチをした時、

それを思い出させられた。



「ねぇ、いつになったら聞いてくれるの?」



「何を?」



「だから、コンビニの店員さんの話よ!忘れたの!?」



「あ、あぁー!覚えてるよ、もちろん!」



「愛ちゃん、今やばいって顔したよ。」



「してないよーほんとに!」



私は笑いながら答えていたが、

当然忘れていた。



「・・・もしかして、店長?」



「えっ、知ってるの!?愛ちゃんなんで!?」



「あー違うの。この前ね、たまたま寄ったんだけど、

真奈が迷惑かけちゃってね。」



「えぇー真奈ちゃんいいなぁ。」



事実、あれから数日経った今も、

真奈は毎日のように、店長店長と口うるさく、

私をコンビニへ寄らせようとした。




PR>美容院専売シャンプー取り扱い通販ショップ

http://yumekappihair.biroudo.jp/

「真奈、おやつ選んだ!?」



加奈のアイスを一緒に選び、

見えない真奈を呼ぶと、



「選んだ!」



と、高い位置から声がしたので、

違和感を感じて振り向いた。



真奈は、店員さんにかつがれている。



「キャー、すいません、すいません!」



「あはは、いいんです、子供好きなんで。

元気っすねーこの子。」



慌てて謝る私に、笑顔で答える店員さん。



あー、駄目だ、何て恥ずかしい・・・。



「すいません、本当に。」



「ほんと、気にしないで下さい。

真奈ちゃん、またねー。」



レジで再度謝った。



「ばいばい!」



「真奈、お名前いつの間に教えたの?」



「さっき!」



・・・そりゃごもっとも。



あー、こりゃ暫く恥ずかしくて行けないわ。



「店長!」



「ん?なぁに、真奈?」



「さっきの、店長!名前店長!」



「真奈、店長は名前じゃないんだよ?」



「・・・違うの?」



「うん、役職が店長なんだよ。や、く、しょ、く。」



「・・・やく・・・そく・・・?」



新しい言葉を覚える時、

ちゃんとしゃべれなくなるのは、

本当に子供がかわいいと思う瞬間の一つだ。




PR>美容院専売シャンプー取り扱い通販ショップ

http://yumekappihair.biroudo.jp/

「愛ちゃーん、早くー!」



いつの間にか車に乗り込んだ真奈が呼んでいる。



「じゃ、先生すいません、また明日もお願いします。」



「はい、お気をつけて下さいね!」



先生に挨拶をし、私も車に乗った。



「愛ちゃん、おやつおやつ!」



「だーめ、ご飯食べれなくなるでしょ!」



「おやついるの!」



真奈は頑固だ。



なんでこんなに加奈はおりこうさんなんだ?



本当に私から産まれた子なのか?

と冗談でも考えてしまう。



真奈を黙らせるため、私は保育園の近くにある

コンビニに立ち寄った。



「いらっしゃいませ~。」



コンビニに入るなり、

店内を走り回る真奈。



「加奈は何が欲しい?」



「アイスクリーム欲しい。」



加奈の目線になって問いかけた。



私はいつも、必ずしゃがんで子供と話していた。



理由は無いが、一緒の目線で彼女達と接したかった。




PR>美容院専売シャンプー取り扱い通販ショップ

http://yumekappihair.biroudo.jp/

やばいやばいやばい。



のんびり買い物をしていたら、

時計は四時を回っている!!



私は急いで保育園へ二人を迎えに行った。



幼稚園に着くなり、走ってくる真奈を見て、

やはりちょっとげんなりする。



「愛ちゃん、ただいま!」



「真奈!何でまた絆創膏増えてんの!?」



「愛ちゃん、ころんじゃった!」



「・・・たく。あ、加奈もおかえりなさい。」



「ただいま愛ちゃん。」



「加奈はいい子だね、ほんと。」



そうこう話していたら、先生が来た。



私は担任先生が好きだ。



木村先生という名前なんだけど、

これまた私より年上なのに、

中身は真奈みたいにはっちゃけていて、

明るくて、でも頼りがいもある。



「こんにちは!お母さんごめんなさい。

真奈ちゃん今日も怪我させちゃって・・・。」



「いいんですよ、むしろすいませんって感じで。」



「とんでもないですよ!真奈ちゃん、

園の中でもほんと中心人物って感じで、

周りの子にもいい影響与えてるんですよ!」



・・・悪い影響なんだろうなぁ。




PR>美容院専売シャンプー取り扱い通販ショップ

http://yumekappihair.biroudo.jp/