ここでは、WPSOffice2 Spreadsheets のことを 書いています
ここまでの状態
<処理条件>
3.支給額 = 出張手当 + 営業手当
「支給額」の I4セルを クリック
「 = 」を 入力
「出張手当」のセル E4を クリック
「 + 」を 入力
「営業手当」のセル H4を クリックする
[Enter]キーで、確定する
I4 セルを クリック
セルの右下へマウスを合わせ
マウスの形状が、+ に なったら、ダブルクリックする
<処理条件>
4.支給額の多い順に 順位をつけなさい
「順位」をつけるには、「RANK関数」を 使用します
「RANK関数」は、
順位に従って範囲内の数値が何番目かを求めることができます
説明
数値のリスト内の数値のランクを返します
数値のランクは、リスト内の他の値に対する相対的なサイズです
(リストを並べ替える場合、数値のランクはその位置になります)
※ 新しい関数の詳細については、「RANK.AVG 関数」および「RANK.EQ 関数」を参照してください
書 式
RANK(数値,範囲,[順序])
RANK 関数の書式には、次の引数があります
数値 必ず指定します
範囲内での順位 (位置) を調べる数値を指定します
範囲 必ず指定します
数値の一覧への参照。 参照に含まれる数値以外の値は無視されます
順序 省略可能です
範囲内の数値を並べる方法を指定します
順序に 0 を指定するか、順序を省略すると
範囲内の数値が ...3、2、1 のように 降順に 並べ替えられます
順序に 0 以外の数値を指定すると
範囲内の数値が 1、2、3、... のように 昇順で 並べ替えられます
解 説
RANK 関数では、重複した数値は 同じ順位と見なされます
ただし、数値が重複していると、それ以降の数値の順位がずれていきます
たとえば、昇順に並べられた整数のリストがあり
そのリストに 10 が 2 度現れ、その順位が 5 であるとき
11 の順位は 7 となります
(順位が 6 の数値はありません)
どのように書こうか?
今回のケースでは、絶対参照 も 考えなければなりません
まずは、絶対参照を 知らない場合を書き
その後、どのようにするか 書こうと思います
「順位」のセル J4 を クリック
fx (関数の挿入)を クリックする
[関数の挿入]画面が、表示される
「RANK 関数」は、基本的な関数なので、表示された一覧に表示されることが多い
「RANK」を 選択し,[OK]をクリック
「RANK」の[関数の引数]が、表示される
「数値」欄に、カーソルがある状態で、「支給額」のセル I4をクリックする
「数値」欄には、「I4」 右側には、I4 セルの値「82708」が、表示される
「参照」欄を クリック
カーソルが、入ったら
「支給額」が、入力されているセル範囲 I4 ~ I12 を ドラッグ・選択する
「多い順」は、「降順」
「RANK 関数」では、「順序」欄は
「0」または 「省略」で、「降順」の順位
この状態で、[OK]をクリック 確定する
J4 セルの右下へマウスを移動
マウスの形状が、+ に なったら、ダブルクリックする
J列だけ 拡大すると
ちょっと おかしな結果になっています
理由は、最初に書いた 絶対参照 というか
オートフィルする際の参照の設定
今回の「RANK 関数」では、
「参照」欄で、セル範囲を 入力しました
参照するのは、「支給額」が、入力されている
セル範囲 I4:I12
J5 セル内の関数を 確認してみます
=RANK(I5,I5:I13) と なっています
セル範囲が、1つ下へずれています
数式バー内を クリックすると
このように、関数で参照しているセルが わかりやすく色分け表示されます
セルの参照は、
通常 相対参照 といい
式を設定したセルが、1つ下へ移動すれば
参照しているセルも 1つ下へ移動する
上ならば、上 ・ 右ならば、右へ ・左ならば、左
しかし
式を設定したセルが、移動しても
参照しているセルが、変化しない参照を 絶対参照 と いいます
セルというのは、列番地と行番地で 出来ています
その アルファベット ・ 数字 の前に「$」(半角)を付けると 絶対参照
例 $A$1
今回の「RANK 関数」場合
「数値」欄のセルは、移動して欲しいので、そのまま I4
「参照」欄のセル範囲は、固定したいので $I$4:$I$12 に する必要がある
ノートパソコンなどでは、[F4]キーがうまく使えないケースがあるので、必ず覚えておくこと
セル範囲 I4:I12 を ドラッグ・選択したら
[F4]キーを 押す
[F4]キーを 押すと このように 絶対参照 に 出来る
一度押すと 絶対参照
$I$4:$I$12
もう一度押すと
I$4:I$12 行 固定
もう一度押すと
$I4:$I12 列 固定
もう一度押すと
I4:I12 相対参照
絶対参照 相対参照 列 固定 行 固定
いろいろ経験して、確実に理解するように
数式・計算式 を 入力したセルと
数式・計算式 内で、使用(参照)しているセルとの関係
参 考
とりあえず ここまで