久々にブログを書く。というのも指を故障して、かれこれ10ヶ月くらい戦ってしまっていたからである。あと、外岩行ってなさすぎてネタもないし。
昨年7月に右手の指が慢性の腱鞘炎になってしまった。そこからクライミングの強度を落として回復を待っていたのだが、結局負荷を落とせていなくて、治らない矢先に今度は別の指も痛め、さらに回復に時間がかかった。
腱鞘炎を治すにはもちろん完全レスト(2,3ヶ月)が一番良いのは分かりきっているが、他にやることがなくクライミングが習慣化している我々にとってはそれが何よりも苦痛である。そんなわけで、それなりに登りながら指の痛みと付き合ってきたわけだが、やっと治ってきたので今まで試してみたことをまとめていきたい。
①痛めないように登る
おそらく腱鞘炎の場合、カチったり患部にホールドが当たったりすると痛みが出ると思う。ただ、個体差のようなものがあって、炎症の場所や腫れ方によって痛くなるホールドの種類やホールディング、その角度などが異なっていると私は考える。実際、今回の故障の場合は高い位置でのサイトプルをカチ持ちしたり、特定のピンチホールドを持ったりすると翌日痛みが強くなっていた。クライミングの強度を下げることも大切だが、それと同じくらい痛みが出るようなときを分析し、悪化させないことも大切である。
②アイシング
アイシングについては賛否両論あるが、私は慢性の炎症にならない予防的な意味でも練習後のアイシングは必要であると思う。特に指の負荷が強い課題に取り組んでいるときや、たくさん登ったときなど、指が熱くなっている時は必要であろう。
なるべく登ったらすぐに行うことが望ましいが、私は家に帰ってからしている。時間の目安としては15分〜20分弱くらいが望ましい。水の冷たさにこだわらず、我慢できる程度の水温で良い。アイシングが終わった後に、今度はお湯に浸けると血管が急に広がって老廃物を運んでくれるので、2分くらいお湯に浸けると、なお良い。アイシングをするしないでは、指の動かしやすさにかなり差が出るように感じている。
③鍼
指へ鍼を刺すことはそれなりに痛いので抵抗感がある人も多いとは思う。しかし、効果は個人的にかなり高く、回復を早めるとともに痛みがマイルドになる気がする。ただし、だからといって再び激しく登るとすぐにぶり返すので、あくまで休息が第1である。私は回復に合わせて週1から徐々に通院頻度を落としていった。
目黒駅近くの浜崎治療院さんにお世話になった。
目黒から近い方はぜひ。
浜崎さんでは関節炎のところにも鍼を打ってもらってかなり症状が良くなった。感謝感謝である。今後も定期的に通いたい。
なお、置き鍼というシールみたいに貼る鍼もあり、それも試してみた。あんまり長いと痛いので鍼の長さ1mmくらいが丁度良い気がする。手だと貼ってあることが気になってしまうので、夜寝る前に貼って、翌朝取るというように試してみた。何もしてないよりかは効果ある気がしたが、めっちゃ効くかと聞かれたら「よく分からなかった」と答えるだろう。
④手のひらと指のストレッチ、マッサージ
腱鞘炎患部を触ることはあまり望ましくないが、指を動かし、手のひらの筋肉をしっかりとほぐすことは、更なる悪化や他の指の故障を防ぎ、回復を早めるために必要なことである。以下のリンクのようにして行ってみた。
後は100均で売っているゴムバンドも活用した。今も腱鞘炎とは別に関節炎があるが、登った後やレスト日、お風呂や通勤の時など、随時指のストレッチをしておくと指の動きの滑らかさが違ってくる。長い間あまりケアをしていなかった弊害で指が曲がらなくなって、握り拳が作れなくなっていたが、マッサージのおかげで再び出来るようになった。そして久々にカチ持ちも出来るようになったのはまさに怪我の功名というべきだろう。
話は逸れるが、血流を促進するならば指や前腕だけでなく、大元の背中や胸の筋肉をほぐすと良い。特に脇の下の背筋部分は、ほぐすとすぐに前腕へ血が流れていっていることがわかるだろう。脇の下を反対の手で持って、ぐるぐる腕を回すとかなりほぐれる。
あとがき 現在の様子
まだ完治はしていないものの、痛くなるようなホールディングやホールドをチョイスしなければMAXの力を出せるようになってきた。歳のせいか年々痛めてからの回復が遅くなってきているので予防策を講じているところである。具体的に言えば上半身の柔軟性の獲得と指のケア(アイシング、ストレッチ、マッサージ)である。オープンでホールドを持つと第二関節に負荷がかかり、腱鞘炎になりやすいことが分かったので多少出来るようになったクリンプも練習していく。


