さて、一段落したし、ず~っとPCにらめっこやったから
軽く散歩がてらに、近所にお買いもの。
お肉屋さんで、こま切れ肉をまとめ買いしようとすると…
既にいくつものお肉の包みがカウンターに載ってんのに、
まだ「え~っと、それから…」と注文続けるおばさまが。
「ま、冷凍庫になんかあるから、今日はええか。」
と、あきらめかけたところ、そのおばさまが
「いいわよ。私は大量7人家族の一週間分だからね。
こちらの御嬢さんの、先にしてあげて。」
(お、お、オジョーサン!?)
「あ、すみません。では、厚かましく、牛こまぎれを…」
と注文しかけると、
「ほんと、ウチの嫁はね、働いているのよ。子供が小さいのに。
お嫁さんが帰ってきてからご飯を作るんじゃお腹が減って可哀想だし
私は仕事を止めたらっていうんだけど…」
(や、やばい。先に注文させていただいて、結局長くなる!?)
思わず、お肉屋さんとウチの目が合う。
お肉屋さんの目が「ちょっと、聞いてやってよ」とウチに訴える。
で、おばさま、
「でね。旦那がね、男女雇用均等法が施行されたんだし、
国がそういうシステムで行くぞって言ってんだから、
嫁を支えてやってくれっていうのよ。」
(わー、パチパチパチ! 心の中で旦那さんに拍手!!)
「それでね、子供が病気になったら、私が病院に連れて行かなきゃ
なんないじゃない?で、小児科の先生に愚痴るとね、先生まで
『手がかかるときなんて、あっという間ですよ。支えてあげてください。』
なんて言うのよ~!!」
ここまで仰った後、ジャージに草履ばきのウチを上から下まで眺め
「あなたはお子さん、いらっしゃるの?」
「あ、はい。」
「小児科連れて行かなきゃいけないようなお年?」
「ええ。でも働いてますよ。毎日出かけるシゴトじゃないですけど。」
またジャージに草履までジーっと、見られる。
「そーなのっ!?」
そうなんです。と、目だけで答えると、
ウチのこま切れ肉、準備完了。
「では、順番変わっていただいて、ありがとうございました~!」
ふぅぅぅぅ~。
ウチも支えてもらってる側です

どうか、このお肉屋さんで会ったおばさま、
これからもお嫁さんを支えてあげてください。
そして、このおばさまの旦那様。
お嫁さんを支えるおばさまのために、
たまにはお料理、お手伝いして、
おばさまをお支えしてください。

さて、帰宅したら残り物ランチ。
午後の部も、がんばりましょ。
