小学校の英語教育? | 中小企業診断士@新加坡→上海→東京     こんなこと、考えてみましてんけど…

中小企業診断士@新加坡→上海→東京     こんなこと、考えてみましてんけど…

シンガポール→上海、そして5年の時を経て東京に戻った、
アジア系の国際派&関西系中小企業診断士ですねん。
シンガポールではちょっとだけ独立開業、
上海では某支援機関勤務。
東京では、どんなシゴトができるやろか。
それは…お楽しみ…!!

「国際競争への対応の遅れが危機的な状況にある」とする

大学教育を改革するため、

政府は小学校での英語教育の充実を求めたようです。


必要なんは、英語でしょうか?


いや、もちろん中国語なのか、スペイン語なのか、

そういう意味ではなく、

日本語でいいから、

もっと深く、もっと鋭く、単純明快に考え、

プレゼンをして、他人を惹きつけ、リーダーシップを養う方が、

その100倍ぐらい大事なんとちゃうか、

真剣にそう、思います。



目的が


「国際競争への対応の遅れが危機的な状況である」とする

大学教育を改革するため、


ということならば、ですけどね。


日本にも、英語ができる人は沢山いはります。

でも、根幹がシャイなんです。


「こんな意見、今言ったら相手を傷つけるかなぁ、

嫌がられるかなぁ、じゃあ、言わない方がいいかなぁ…」

そう思って、内に閉じ込めてしまう、

日本では美徳とされることても、

一歩国外に出たら、

「日本人は何を考えてるのか、わからん!?」

と、思われてしまうだけなんです。


英語を使って発言するための、

論理を組み立て、相手を自分に引き寄せる術を

小さいころから訓練させる方が、

日本語でさえ、わかっているのかどうか危うい時期に

英語を教えるよりも、

ウチはずいぶんええのではないか。

と、考えます。


もちろん、英語教育の早期開始も、

悪いことではないです。

音に敏感かつ柔軟に対応できるのは、

小さいころです。

でも、文法も文化も、何も理解しているわけではありません。

ただ、言われたことを真似して発声してるだけ。

それも、なんか大人が発声するよりも

ヤケに上手だったりなんかして。


ただ、それも冒頭に書いたような目的の達成には、

遥かに遠い次元のこと、

そない思わはりませんか?