今日のネットニュース各サイト(日本語)で、
北京など中国北部の都市で、
基準値を大きく超えた大気汚染の状況が
伝えられてます。
で、これはこちらの方は皆、
ご存じなんかいな~と思い、
中国語版ヤフー(雅虎:ヤー・フー)を見たところ、
やはりトップ記事になってましたわ。
それも結構詳しく有害物質の名称、汚染のひどい地域名など
表記されてました。
ここ、上海は雨で曇り空。
基本的にいつも空気が澄んでいるわけやないですけど、
中国北部のように石炭を使った暖房はないのと、
湿度がある程度あることからか、
汚染が深刻な都市には挙がってませんでしたわ。
そこで思い出すのは、
先週、ウチの中国語レッスンの宿題採点のこと。
宿題とは、この国でマイカーを増やすことについての賛否、
その理由を書いてくることやったんですけど、その中で
ウチは「公害」がこちらでも”ゴン・ハイ”と読み、
同じ意味であることから、
「公害病の問題も、日本は経験してきているから…」ということを
(中国語で)書いたところ、
D老師から
「公害病?公害病って何?大気汚染とか土壌汚染のこと?」
との質問。
「いえいえ、大気汚染等公害が原因となって、その局地的に起こる病気のことです。」
「ああ、じゃあ、職業病(职业病:ジー・イェ・ビン)ね。工場の工員さんとか。」
「あ、それも違います。それなら職業病と日本語でも言います。
公害病は、その公害のある地域の住民が罹る病気です。」
「ああそう。じゃ、中国語には無いわね。」
へ~!!!!??
このD老師が若くてご存じ無いだけかも!と思い、
何人かのこちらの知り合いに聞いてみました。
が、
やはり「公害」はあっても「公害病」は無い。
というのです。
公害病が無いわけないやん!!
ウチらが小学校の時に習った(今はどうか存じませんが)
イタイイタイ病、水俣病、そういうこと、それに近いことが
本当にここで起こってへんのか?
大気汚染のニュースが大々的に報じられて、
外出しない、などの対策が取られることは
必要なことやと思います。
そして、さらに、それを経験している国から
その結果どういうことになっているのか、
当局は、企業は、個人は、どういうことに気を付けないといけないのか、
もっともっと周知していかないと…
他人事ではない気がしますわ。