今日は、ウチが指導させてもうてる、展示会場常駐のローカル女の子の
お話です。
その子、ある企業さんの依頼で、
こちらのコンサルとの打ち合わせの通訳をすることに。
まだまだ経験浅く、若い子で、
大学では日本語専攻とはいえ、
日本にも行ったことがない。
とても素直で真面目なんですけど、
日本から来たばかりの日本人から見ると、
彼女の言動が、損をするかも!
と思われるポイントがあったので、
ちょっと悩みつつも、そっと指摘しましてん。
どんなことかというと、
「あ~ん?」
という聞き返し方、相槌の打ち方。
中国語では、
何も珍しくありません。
普通です。
でも、そのまま日本語会話中に言われると、
・だらしない
・不真面目
・行儀悪い
そんなイメージに映ってしまいます。
ここは中国やしな…
そない思いつつ、指摘すべきか、せざるべきか、
数分悩みました。
結局、
今後も日本語を使い、日本人と接していく子なんだ、
ウチが今言ったほうがええんや!と思い直し、
言うことにしました。
ついでに、
通訳の方法も、彼女は中国語のわからない日本人を前に、
自分が納得するまで平気で中国語で
先方と会話を続けることも、
日本人が不安になり、通訳としての信用を落とすかも、と
伝えました。
これにはかなり、堪えたようです。
で、
「明日の打ち合わせの通訳が不安になってきました。
ええやんかさんに緊張させられてしまいました…」と
言われちゃいました。
でも。
誰でもみんな、初めてが無い人は無い。
言葉で失敗しても、人と人の間に立つ仕事なら、まずは
真面目な態度(と思われるような言動)で、
誠実に遂行すること、これが一番大事!!
と言うと、
納得してくれました。
真面目なんやなあ。
そう、それが大事なんやで。