市場に合わせたモノが勝ち | 中小企業診断士@新加坡→上海→東京     こんなこと、考えてみましてんけど…

中小企業診断士@新加坡→上海→東京     こんなこと、考えてみましてんけど…

シンガポール→上海、そして5年の時を経て東京に戻った、
アジア系の国際派&関西系中小企業診断士ですねん。
シンガポールではちょっとだけ独立開業、
上海では某支援機関勤務。
東京では、どんなシゴトができるやろか。
それは…お楽しみ…!!

ここ4か月ほど、

ある展示会場に詰めてますけど、

こちらの方の反応、質問、関心のポイント、

そして成功しやすい企業さんとそうでないところ、

ウチの頭の中で浮かんできました。


まず、

「こういう日本企業さんは大陸(いや海外)進出は難しい!」

というポイント;


1.反応が遅い


2.日本の感覚、製法がスタンダードと思い込んでいる

  (それ以外を受け入れようとしない)


3.未知の世界を見てわくわくしない、どんなところか

  自分で見てやろう!と思わない。


こちらの方々は、

おおざっぱな表現ですけど、

熱くなりやすく、冷めやすいです。

新しいもの、珍しいものには

多少高くても飛びついてくれはりますけど、

なかなかリピーターとして定着してくれはりません。


そやさかいに、スピードは命なんですわ。


それが、

日本の保守的なところほど、

「いや、そんなこと言われても…」

と、うんちくばかりで時間をかけてしまう。

チャンスが逃げていくんですねぇ。


その時間をかけてしまう工程が、2.の「日本標準」と3.の「未知への遭遇」ですわ。


「お客様は神様です」

なんて言葉がありながらも、

ここにはどんなお客さんがいはるんやろ?

という別バージョンのお客さんを知ろうとしない、

大陸のお客さんの好むこと、好む味、好む感じにしようとしない。


淘宝(タオバオ)での買い物を繰り返し、

また実際運営している人の話も聞いて、

顧客のニーズに素早く対応することこそ、

商売繁盛の王道!!

それを再確認しました。

そして、今日来られた日系企業さんからも、

市場に商品を素早く合わせたところの成功事例、

いくつかお聞きしました。


なんや、特別なことやないんですよ。


どうか、自分の商品のええとこばかりをアピールせんと、

日本でやるように、お客さんの顔色も反応も、

注意してみてください。


そこにすべては終始するように思えますわ。