一昔、
いや、もうちょっと前、
まだ一人に一台パソコンがある時代ではなく、
コレポンに電子メールがなかった頃。
ファックスのレターには、
英語にしろ、日本語にしろ、
それなりの格式というか、
まあ、砕けて言えば、
決まり文句や書き方の簡単なルールがありました。
が、
それは電子メールの登場によって、
企業から企業へ、
という「レター」ではなく、
担当者から担当者への「伝達」になりました。
で、
この大陸のお話。
民間企業の盛り上がり時期に電子メールも一緒に入ってきたので、
組織のルールとかそんなん関係なしに、
すぐに「個対個」のメール、ケータイの連絡が当たり前になり、
結構文面もさらっとしたものが「通常」なんかな~
そない思ってたんですけど、
先日、ウチにオファーをくださった某企業の女性社長、
やはり「先日はどうも~」みたいなメールをするのは
ちょっと気が引ける相手。
「ビジネス中国語文書」があるのかどうか、よう分かりませんが、
まあ、英語で習ったことを中国語で書いてみようと思い、
「★★について、ご連絡できることを嬉しく思います~」
みたいな感じで要件を書き、
最後も「よい週末を」と添えたところ、
その社長様からのお返事も、やはり
英語の中国語訳のような、
「メールいただけて光栄です。」
とか、季語なんかも入ってて、
あ~、やっぱりこうやって書く人は居られるんや~
と、一人感動しておりましてん。
本当に人はイロイロです。
大陸は人が多いので、日本の十倍もイロイロです。
十派ひとからげで
「こちらのヒトは…」とまとめることは、
本当にナンセンスだと思いますわ。(特に愚痴るときね。)
そして、
相対的に「どうも~」調メールの人が多い中、
簡潔な中にも
格式ある書き方をされる方と、
お付き合いさせていただけることは、
有難いな~と感謝×感謝ですわ。