展示現場の性善説・性悪説 | 中小企業診断士@新加坡→上海→東京     こんなこと、考えてみましてんけど…

中小企業診断士@新加坡→上海→東京     こんなこと、考えてみましてんけど…

シンガポール→上海、そして5年の時を経て東京に戻った、
アジア系の国際派&関西系中小企業診断士ですねん。
シンガポールではちょっとだけ独立開業、
上海では某支援機関勤務。
東京では、どんなシゴトができるやろか。
それは…お楽しみ…!!

昨日の「中国人スタッフに挨拶しない日本人幹部」やないですけど、

こちらで数多く開かれている展示会でも、

似たようなことが言えますわ。


基本的に、上海はめちゃくちゃ治安が良いところやと考えてええと思います。


そやので、

展示会に来る人に対しても、

基本的にフレンドリーに近づき、

説明すれば、興味津々で聞いてくれはります。


疑いの目でかかれば、

先方も気分の悪いオーラを発しはります。


でも、

やっぱり、

ここ特有ではなく、日本でも起こるように、

盗難はあるんです。


さらに、

ガラスケースがなければ、

触ってええもんや、と思って、

普通に触ったり手にとったり、手触りを確かめはります。

(それが業務上必要かどうかにかかわらず…)


また、どんな高級なものが置いてあろうと、

平気でお弁当をブラブラぶら下げてきたり、

ジュースをストローでチューチュー吸いながら

展示会場を闊歩しはります。


一緒に現場スタッフとして居たこちらの方も、

「すみません…なんだか恥ずかしいです…」と、

国を代表したかのような謝り方をしてはりましたけど、

これはこういう社会なら、

それに対応した設備にせなあかん、

そういうことなんやと思います。


リスクはリスクとして、

展示の目的と展示品の金額と測りにかけ、

また見るだけで済むものなのか、

触ってようやく良さがわかるものなのか、

これはもう、

その商品の特性と展示の目的と、金額とリスクの大小に応じて

対策するしかありません。


そして、リスクの上限を決めたら

ある程度の損失は「範囲内だ!」と腹をくくること。


そうすれば、接待は笑顔で、

お客さんを迎えられるんやと思います。