昨日の「中国人スタッフに挨拶しない日本人幹部」やないですけど、
こちらで数多く開かれている展示会でも、
似たようなことが言えますわ。
基本的に、上海はめちゃくちゃ治安が良いところやと考えてええと思います。
そやので、
展示会に来る人に対しても、
基本的にフレンドリーに近づき、
説明すれば、興味津々で聞いてくれはります。
疑いの目でかかれば、
先方も気分の悪いオーラを発しはります。
でも、
やっぱり、
ここ特有ではなく、日本でも起こるように、
盗難はあるんです。
さらに、
ガラスケースがなければ、
触ってええもんや、と思って、
普通に触ったり手にとったり、手触りを確かめはります。
(それが業務上必要かどうかにかかわらず…)
また、どんな高級なものが置いてあろうと、
平気でお弁当をブラブラぶら下げてきたり、
ジュースをストローでチューチュー吸いながら
展示会場を闊歩しはります。
一緒に現場スタッフとして居たこちらの方も、
「すみません…なんだか恥ずかしいです…」と、
国を代表したかのような謝り方をしてはりましたけど、
これはこういう社会なら、
それに対応した設備にせなあかん、
そういうことなんやと思います。
リスクはリスクとして、
展示の目的と展示品の金額と測りにかけ、
また見るだけで済むものなのか、
触ってようやく良さがわかるものなのか、
これはもう、
その商品の特性と展示の目的と、金額とリスクの大小に応じて
対策するしかありません。
そして、リスクの上限を決めたら
ある程度の損失は「範囲内だ!」と腹をくくること。
そうすれば、接待は笑顔で、
お客さんを迎えられるんやと思います。