日本人が10万人もいる、上海。
企業や住宅だけでなく、
習い事や学校関係でも、いろんな日本人社会があります。
また、
当然中国だけに、日本人=中国人との国際結婚家庭も多く、
日本人社会の中でも、日本語が辛いと思われる方も
結構おられるんですわ。
ウチが役員させてもうてる、ある日本人社会の、
こちらの役員さんから、今朝、携帯メールがきましてん。
「昨日、電話であなたに説明してもらって、指示の内容が初めてわかりました。
わたしって本当にどんくさい。拖后腿でごめんなさい。」
という中国語のメール。
拖后腿(トゥオ・ホウ・トゥイ)?
この単語、初めて見たんですけど、前後の文章の関係から、
大体感じつかめますねぇ。念のため、辞書ひいたら、
やっぱり当たってました。
後ろの太もも(脚)をひっぱる、=足を引っ張る。
ついでに言うと、「どんくさい、へたくそ」は「笨(ベン)」。
自虐的なことばの多いメールでしたが、
ウチは新しい単語に目が輝きましたわ。
と、同時に、中国にいるのに、なんでこんなに中国の方が
肩身の狭い思いをせなあかんのやろうかと、
申し訳ない気分でいっぱいにもなり、お返事しましてん。
「そんなことないですよ。こうやってウチの中国語もひとつ増えましたし。
十分協力してくれてはりますよ。」