今日も見た、中国現代問題ドキュメンタリー | 中小企業診断士@新加坡→上海→東京     こんなこと、考えてみましてんけど…

中小企業診断士@新加坡→上海→東京     こんなこと、考えてみましてんけど…

シンガポール→上海、そして5年の時を経て東京に戻った、
アジア系の国際派&関西系中小企業診断士ですねん。
シンガポールではちょっとだけ独立開業、
上海では某支援機関勤務。
東京では、どんなシゴトができるやろか。
それは…お楽しみ…!!

中国語、

勉強しよう思たんですけど、

「そやそや、『今日説法』の時間や!」と思って、

テレビつけましてん。


昨日も書きましたけど、この番組、中国中央テレビ局がやってる、

中国の現代問題を、実話を元に取り上げ、最後にその道の専門家が

コメントして、まとめにはいる、ありがちなドキュメンタリーですわ。

この番組ねえ、映像がリアルやのと、コメントに全部字幕がつくので、

物凄い中国語と中国生活の勉強になりますねん。


今日のテーマ。家族の問題。

84歳の未亡人は、50歳代と60歳代、4人の息子がおられるんですけど、

上の二人は、お母さんのことを全く顧みず、放ったらかし。

三男と四男が、寝たきりの老いた母を養っている状態。


そこで、84歳のお婆さん、上二人の息子にいくら言っても聞かないので、

毎月生活費として、300元(4500円)渡せ!と、民事訴訟を起こさはるんですわ。

長男次男も、60歳代で病気がち、家の問題もあり、母親とは絶縁状態。

養う筋合いはない!と主張するも、裁判の結果は、200元/月(3000円)の支払命令。


それでもお婆さんは入院中の病院のベッドで、喜んではりました。


ウチが今回、特に興味を惹かれたのは、

裁判の場所。

小学校にあるような机と椅子が3つ並べられ、

長男の机には、「被告」の札。

それに向かい合うように、長机についた数人の裁判官(?)。

そして、バックのノイズはセミ時雨。

ナント、アウトドアで裁判してはるんですわ。

(雨天は延期なんやろか。)

中国国内のどこの話か、聞き逃しましたけど、

これにはチョットびっくり。


日本でも、お年寄りの放置死、孤独死が問題になってますけど、

親子の縁も、お金で、他人が解決せなあかんとは…。

どこの国でもある、やりきれないお話しですわ。