中国語、
勉強しよう思たんですけど、
「そやそや、『今日説法』の時間や!」と思って、
テレビつけましてん。
昨日も書きましたけど、この番組、中国中央テレビ局がやってる、
中国の現代問題を、実話を元に取り上げ、最後にその道の専門家が
コメントして、まとめにはいる、ありがちなドキュメンタリーですわ。
この番組ねえ、映像がリアルやのと、コメントに全部字幕がつくので、
物凄い中国語と中国生活の勉強になりますねん。
今日のテーマ。家族の問題。
84歳の未亡人は、50歳代と60歳代、4人の息子がおられるんですけど、
上の二人は、お母さんのことを全く顧みず、放ったらかし。
三男と四男が、寝たきりの老いた母を養っている状態。
そこで、84歳のお婆さん、上二人の息子にいくら言っても聞かないので、
毎月生活費として、300元(4500円)渡せ!と、民事訴訟を起こさはるんですわ。
長男次男も、60歳代で病気がち、家の問題もあり、母親とは絶縁状態。
養う筋合いはない!と主張するも、裁判の結果は、200元/月(3000円)の支払命令。
それでもお婆さんは入院中の病院のベッドで、喜んではりました。
ウチが今回、特に興味を惹かれたのは、
裁判の場所。
小学校にあるような机と椅子が3つ並べられ、
長男の机には、「被告」の札。
それに向かい合うように、長机についた数人の裁判官(?)。
そして、バックのノイズはセミ時雨。
ナント、アウトドアで裁判してはるんですわ。
(雨天は延期なんやろか。)
中国国内のどこの話か、聞き逃しましたけど、
これにはチョットびっくり。
日本でも、お年寄りの放置死、孤独死が問題になってますけど、
親子の縁も、お金で、他人が解決せなあかんとは…。
どこの国でもある、やりきれないお話しですわ。