お客様の意見はどこまで尊重? | 中小企業診断士@新加坡→上海→東京     こんなこと、考えてみましてんけど…

中小企業診断士@新加坡→上海→東京     こんなこと、考えてみましてんけど…

シンガポール→上海、そして5年の時を経て東京に戻った、
アジア系の国際派&関西系中小企業診断士ですねん。
シンガポールではちょっとだけ独立開業、
上海では某支援機関勤務。
東京では、どんなシゴトができるやろか。
それは…お楽しみ…!!

今日も、いきつけの日系スーパーで、

買い物してましてん。

こんなに広い上海、日本人が住んでいるところは、

ギュっと凝縮してまして、意識してその世界から出えへんと、

中国語が上達しませんねん。


それで、

スーパーの店員さんに、 (日系スーパーでも、店員さんは、チャイニーズ・ギャルズですわ)

毎回ちょこっとお話するようにしてるんですわ。 (結構、煙たがられてたりして)


すると、 (仕方無しに?) 店員さんも、親しみこめて話しかけてくれたりしはります。

コミュニケーション、大事ですねえ。


ところで、今日はお店の中で、陳列替えがあったようで、

少し雰囲気が変わってました。


ふむふむ、野菜はここで、果物をこっちにまとめたんやな…

と思いつつ、レジまで進むと、

顔なじみの若い店長お姉さん、

「果物、あんなふうに、まとめてみたんですけど、いかがでしょうか?」

「え?ウチの意見でいいの?(一応、ウチは日本では中小企業診断士やでぇ~)

「勿論、お客様の意見、尊重したいので。」

「果物は果物でまとめたんはいいけど、カットしたパイナップルまで、

 同じ常温の棚に置くのは、まずいんじゃないの?カットフルーツは、

 普通、冷蔵庫でしょ。」

「そうですね、カットすると傷みやすいですからね。なるほど、ありがとうございます。」

「ってか、ウチの意見で替えるのもどうかしら。お店の決まりとか、マニュアルってないの?」

「いえ、お客さんの意見を参考にしたいので…」


全てのお客さんの意見、反映してたらエライことになりまっせ。

今回のことは、常識レベルのことですけど (でも出来てない…)、

お店の方針が基本にあって、それを再確認すべく、お客さんの意見をくみ上げていくのが

本来の形でしょうねえ。


まあ、このケースは、言葉上は「お客様尊重(偏重?)」ですけど、

この地では他にもよくあることで、

「誰かに言われたからやった」つまり、「私の責任じゃない」

というような心理が根底にあるように、ウチには思えますわ。


こちらの国民性としては、かなり一般的なような…。