今日(21日)の日本でも、猛暑で大変やったようですねえ。
上海も同じく、最高気温が35度超えてましたわ。
それでも、ウチは午後イチで元気に英語のレッスン!!
さて、いつものように授業はフリートークで始まりましてん。
内容は、J老師の昔からの友達で、日本の大学院の経営学部に籍を置く中国人留学生のお話。
実はそのJ老師の友達、成績がいまひとつ良くなく、修士号をもらえなさそうとのこと。
その友達は、日本に残って仕事をし、キャリアアップを図りたい(経営学専攻なので、それを生かしたいと)のに、
これで修士号がとれないと、ビザが切れてしまうため、焦っている。
中国にいる両親は、もともと留学に反対だったので相談もできず、
日本には「友達」と呼べる相談相手もなく、
バイト先はレストランで、手も荒れ、オーナーおやじからは、よく食事などに誘われ、うんざり。
お金もなく、とにかく悪いスパイラルに入ってしまい、本人も滅入っている。
海外暮らしの経験がイロイロあり、日本社会についても良くご存知の(当たり前や、日本人や)太太、
貴方のご意見をお聞きしたい!とのこと。
期待に胸膨らませて来日された中国人留学生。
現実はそう甘くなく、何もかも悪いほうへ来てしもうたんでしょうねえ。
どこから手をつけたらええのでしょうか。
ちょっと考えて、ウチの出した答えは、
1.学校での成績については、詳細が分からないのでコメントできない。
2.今からリベンジできる余地が時間的にあるのか分からないが、まず改善するとすれば、
バイトが悪い。
3.経営学を生かしたいといっても、大学や大学院を出て、すぐに社会で生かせるわけはない。
(日本人でも、ね。)しかも、日本の景気も悪く、外国人採用は難しいはず。
4.それなら、彼女が日本の社会を見るためにも、いい日本人に彼女のいい面を引き出して
貰うためにも、次に繋がるようなバイトにすべき。しかも単純作業でも初めは嫌がらないで!
5.日本語が分からないなら、レストランの洗い場などでも仕方ないが、既に日本に三年、
大学院生なんだから、事務系アシスタントや語学教師のほうが、次に繋がるはず。
6.しかも、友達がいないとのことだが、バイトを通じて日本人の友達や知人もできる。
精神衛生上の問題だけでなく、生活面・仕事面・社会面での情報網はキープしないと。
J老師、結構真剣に悩んでおられたようで、じっとウチの話を聞いておられました。
「参考になりました!是非、友達に伝えたいと思います!」
おいおい、今日はウチの英語相談会かいな!!と思った途端、J老師、こう切り出しました。
「では、今までお話いただいた中で、訂正したほうがよかった、と思われるポイントを今から説明します。」
やるな~。おぬし。
こうして、残り15分で、いくつか英語の慣用句を教えていただきましたとさ。
しかし、J老師のお友達、閉鎖社会の日本で独りで悩んではるんでしょうねえ。
状況を想像するには難くないので、ウチも気持ちが重い午後でしたわ。