アレルギーは「過敏症」 | 中小企業診断士@新加坡→上海→東京     こんなこと、考えてみましてんけど…

中小企業診断士@新加坡→上海→東京     こんなこと、考えてみましてんけど…

シンガポール→上海、そして5年の時を経て東京に戻った、
アジア系の国際派&関西系中小企業診断士ですねん。
シンガポールではちょっとだけ独立開業、
上海では某支援機関勤務。
東京では、どんなシゴトができるやろか。
それは…お楽しみ…!!

今日も中国語のお稽古がおましてん。


教科書は、「成功之道」っちゅうタイトルで、

ケンタッキー(肯徳基)、イケア(宜家)、スターバックス(星巴克)など、

世界各地でビジネス展開する大企業が、どうやって中国で成功したのか、

その秘訣について書かれたものですねん。


今日提出の宿題はねぇ、ケンタッキーの昔と今について、違いを作文しなさいっちゅう題目ですわ。

(ところで、ケンタッキーさんのHP見たら、日本では40周年らしいですねえ)


ほんで、ウチは、

同社の日本・中国の進出から今まで、三つの時代に分けられる。

1.洋食ファーストフードのチェーン店として、日本や中国に新風を吹き込んだ時代。

2.中国での「中華味」メニュー、日本での宅配など、各地のニーズに合わせた

  商品やサービスを拡大した時代。

3.そして現代。世界の大企業として、環境保全や食育、食の安全確保など、

  社会貢献する時代。

みたいなことを書いたんですけどね。


2.までは、中国人の先生は、ふんふん、と聞いてくれてはりましたんやけど、

3.は「へ?」「なに?」という感じでしたわ。


環境保全について、包装に再生紙を利用したり、「食育(これは、中国語では通じません)」について、

説明すると、少しは納得してくれはったんですけど、「食の安全確保」やら、「アレルギー成分の表示」

について、説明したら「そんな成分表示して、誰が見るの!?」っちゅう反応ですわ。


「もしかして、アレルギー(中国語では”過敏症”グォ・ミン・ジェン)って、中国では

深刻な問題じゃないんですか?」

「う~ん、どうだろう?主に、花粉(日本のスギ花粉とは違い、花の臭いとかダメな人が居られるらしい)、

海鮮、果物の三種類ぐらいかな?」

「え?!じゃあ、小麦粉、卵、ピーナッツとかは?」

「そんなのでアレルギーになったら、中国料理は食べられませんねえ。」

「…」


イロイロ説明しあった結果、日本は「清潔」に気を遣いすぎ、逆に子供の抵抗力が落ちている。

中国でも、農村の子が一番強いと言われている。

だから、日本でアレルギーが多いのは、現代病の一種なんでしょうねえ、

ということで、互いの意見が落ち着きましてん。(ケンタッキーそっちのけ。)


言葉を習うということは、その国の文化や習慣、そして物事の感じ方や重要度も

学べることなんですねえ。


いや~、毎回新鮮ですわ。