ウチらが子供の頃、「イタリア料理」ゆうたら「スパゲティ」(当時「パスタ」という言葉は和製日本語にはなかった?!)、「スパゲティ」ゆうたら、ナポリタンかミートソース。
しかも、(今考えたら)もの凄く、日本人好みにデフォルメされたもんで、イタリア人にとっては、きっと
イタリア料理とは思えないもんやったでしょうねえ。
「中華料理」「中国料理」も、結構日本人の味覚にあわせたモンで、
「中国風に作られた料理」みたいな表現が適当やろか。(しかも中国広いし、いろいろあるし。)
外食が多い新加坡人の方々、「日本料理」レストランも結構お好きで、和食のお店(日本人経営の本格的なものから「なんちゃって」まで幅広い)、どこ見ても、いつも賑わってはりますわ。
特に、おすし屋さんなんて、結構どこでもありますし、ほら、ショッピングセンターのちらしにも、「Sushi」が普通に載ってますねん。(その左上にあるのは、たこ焼き。これも人気。)
でもなんかねえ、ウチはあんまり、こっちでお寿司食べる気がしませんねん。
なんでってねえ、ネタの種類が限られてるのと(サーモン、まぐろが中心)、カリフォルニアロールみたいな、
アメリカナイズされたような派手な太巻きが多いこととか、微妙なシャリの硬さとか。
新加坡の方々には、「これがお寿司や」とは思わんといて欲しいなあ、って、思ったりして。
せやけど、日本の「伝統的スパゲティ」とか、「定義のあいまいな中華料理」を見て、
イタリア人や中国人も、こんな風に思ってはるんやろなあ…
海外でもお寿司が食べられる、それだけで贅沢やと思わなあかんね。
ほんま、何でもある、新加坡は便利で、安全な処ですわ。ありがたい、ありがたい。