「痒いところに手が届く」
サービス業の真髄でしょうねえ。
レストラン業なら、お客が注文したいとき、お水おかわり欲しいとき、何かこぼしてしまって困ったときに、さりげなく、且つ、さっと現れてくれて、前菜が終わる頃に温かいメインを持ってきてくれて…。
日本でもそやけど、なかなかそうは上手くいかへんもんです。
「何かもの足りない、追加オーダーしよか。お~い、店員さ~ん。」
と、手を振るも誰も見向きもしない、いい加減疲れて、何となく間延びして、追加オーダーする気も失せる。
お客さんにとっても、お店にとってもマイナスですやんねえ。
かといって、監視されるように、じーっと見つめられても、ゆっくりできひんし。お店側も、そこまで人件費かけられへんし。「ちょうどええぐらい」って、難しいんやろねえ。
新加坡ではね、(もちろん、超一流レストランはそんなこと、ないでしょうけど)概して、外食すると、食べ終わってもいないお皿を下げられてしまうこと、多々あります。オーダー取りに来るの遅くても、下げるのは、滅茶苦茶早い。
なんで?
ホーカーならわかります。
早く下げて、席空けて、どんどん稼働率上げな、単価も安いとこやしね。
そやけど、レストランやったらねえ、ゆっくり食べたいやないですか。
みなさんも、新加坡でレストラン入らはったら、気ぃつけてくださいね。強気に「あかん!まだ食べてる!!」って、言わな、もってかれてしまいまっせ。
ほな、最後にチョット、昨日インド料理レストランでいただいた、レディ・フィンガー(オクラ)とパプリカのフライを、どうぞ。ウチは横についてるチリソースやのうて、天つゆと大根おろしで食べたい気分どしたわぁ~。