上司に本音を話していますか?
上司に何%くらい本音を話していますか?
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企業研修やコーチングをしていて思うこと、
「上司に本音を話さない」
「上司に本音を話せない」
とおっしゃる方の多いこと…
悪いことでしょうか?
私はそう思いません。
当然のことと思います。
なぜなら、私たちは社会人生活をスタートする時点で、
このように刷り込まれるからです。
「上司へホウレンソウする時は、自分の考えを整理してから行きましょう」
「感情でモノを言うべからず。冷静に論理的に話しましょう」
「相手の立場に立って、コミュニケーションしましょう」
と…
気が付いたら、
上司と会話をする時は、
「自分の意見を整理し、考えを明確にした上で、冷静に話す」
「相手が困らないよう、喜んでくれるように話す」
ことを心がけている方も多いでしょう。
間違っても、とっ散らかった状態で会話してはならない、と。
私自身も、会社員時代を振り返り、
常に本音で上司と何でも話していたか、
というと決してそうではありません。
上司に対する信頼がなかったわけでもなく、
上司が聴いてくれなかったわけでもありません。
特に、1社目の元上司はコーチングのプロでもありましたので、
「聴く」スキルは普通の人の100倍高い方でした。
とはいえ、迷ったり、悩んだりしたとき、本音を話さなかったのは、
「自分がどう見られるかが怖い」
「こんなモヤモヤした状態で話したら、上司の時間を無駄にして申し訳ない」
「こんな状態で話して、上司に迷惑かけたら申し訳ない」
という気持ちが要因だったと思います。
本音というのは本来、
整理できてなくてモヤモヤしていて、
ある程度、感情的なものだと思うのです。
だからこそ、本音を話せる相手は限られますし、
特に評価者である上司には話せない場合も多いと思います。
私の場合、1社目の会社に在籍中は、
仕事後に上司と飲みに行く機会が多くありました。
その時に「ここぞ!」と思って、
仕事に対する思いや、
今後挑戦したいこと、
今後のキャリアなど、
思う存分話していたことを鮮明に覚えています。
その飲みの席の前には、
何をどう伝えるか、相当考えましたし、
伝えることに勇気も必要でした。
2社目の会社に転職してからは、大切なものの優先順位も変わり
(私の場合、兼業のダンスや生徒さんとの時間に忙しく…)
正直、業務時間外に本音で話す、
という場もなくなりました。
私の場合は、
今振り返ると、上司にもっと本音で話したかったと思うことは…
「すごく頑張った肝煎りの仕事のこと」
「今期の目標に対する行動計画、進め方」
「職場をより良くするために思うこと」
「これから挑戦したいこと」
「今後のキャリアのこと」
特に思うのが、
「今期の目標に対する行動計画、進め方」
「これから挑戦したいこと」
これが話せていたら、
モヤモヤと停滞する時間も短く済み、
仕事ももっとうまく進んだと思います。
冷静に見ると、
上記2つの話を聴いて、
部下が自信を持って前に進めるよう、
支援するのは上司の仕事かもしれませんね。
とはいえ、
言えない、言わない事情もあると思うのです。
ということで、
上司に本音を話せない方、
本音を話せる上司のいない方のために、
目標を明確にすること
目標に対する行動計画を明確にすること
目標達成に向けて伴走し、仕事の成果を出すこと
にコーチングの軸足を置いていきたいと思います。