仕事で失くしてしまった自信を取り戻すため、
下がってしまった自己肯定感を上げるために、
仕事以外のこと、例えば習い事に力を注いでみよう!
そんな話を書きます。
「脈絡のない私のキャリア 」でご紹介したよう、
私にはベリーダンスのダンサー・インストラクターという一面があります。
普通のサラリーマンだった私が、
なぜキャリアの一部になるほど、ベリーダンスにはまったか。
それは、仕事で自信を失い、自己肯定感が低く、
やりがいも楽しさも見いだせなくなった時期を、
習い事のベリーダンスが救ってくれたからです。
「私の仕事は人の役に立っているのか」という葛藤 にも書いたよう、
社会人3年目に身も心も仕事に没頭していた頃、
仕事がうまく運ばず、精神的にバランスを崩したことがありました。
会社に行けない日もあり、自然と涙が出てくることもあり…
「もう会社辞めるしかないかな… でも、辞めて人生どうなるのだろうか?」
と答えも出せず、悶々と悩む日々…
社会人3年目の秋頃から続いた不調が、年末に底に達し、お正月休みを迎えた頃、
ふとこう思いました。
「何か新しいことをしてみたら、事態は好転するのでは?」
藁をもすがる思いで手に取ったのが、ケイコとマナブ。
何か、エネルギーを注げる習い事でもしてみようと、軽い気持ちで。
パッと目に入ったのが、ベリーダンスとフラメンコ。
とりあえず、両方体験レッスンを申し込みました。
先に体験レッスン日を迎えたのが、ベリーダンス。
音楽に合わせて、体を動かすって、こんなに楽しいんだ。
しかも、やったことないことができるようになるのも楽しい♪
すぐに虜になりました。
結局、フラメンコの体験レッスンはキャンセル(笑)
レッスンに通い始めてからは、それはもう楽しくて楽しくて‼
「できないことができるようになる喜び」
「仕事とは全く違う自分になれる新鮮さ」
レッスン最中だけは、仕事の悩みを忘れ、気持ちがふと軽くなりました。
そのうち…
「仕事がうまく運ばなくても、死ぬわけじゃない」
「ミスや失敗をしたとしても、別に殺されるわけじゃない」
小さなことにクヨクヨ悩み過ぎたり、過剰に反応することがなくなりました。
それまで恐れいた、
お客様への訪問が怖くなくなり、
パートナー企業への報告が怖くなくなり、
上司との会話が怖くなくなり、
冷静さも取り戻すことができました。
自分で自分を全否定することもなくなり、
気持ちの切り替えができるようになりました。
「やればできる、まだ成長できる」
人としての自信も取り戻すことができました。
仕事で行き詰った時に、習い事に力を注ぐ。
一見「逃げ」に見えるかもしれませんが、
自分に対する自信と、仕事を頑張る力を取り戻すための、
「前向きな逃げ」と捉えることもできます。
自己肯定感を上げるために、一般的に言われている大切なこと
◆達成し易い目標を立て、数多くそれをこなすことで達成感を得る
◆自己を否定する原因となっている人や環境から離れ、違う環境へ移る
◆失敗してしまった場合に、それは一時的なものと考える
これを満たしてくれたのが、習い事であるベリーダンスでした。
私の場合、社会人3年目の時のこの出会いがきっかけに、
ベリーダンスをキャリアの一部とするまで力を注いできました。
私のように、
仕事以外(OFF)を充実させることで、
仕事(ON)でもっと元気に頑張れる状態になる
こんなお手伝いができたらいいな、
という恩返しに近い気持ちを原点に、ずっとベリーダンスをしてまいりました。
仕事が上手くいかず、自信をなくした時、
自己肯定感が枯渇する前に、
仕事以外の何かに力を注ぎ、
小さな達成感、居場所、楽になれる時間を手に入れることを
ぜひ試してみてほしいです。