終わっていく感覚
そろそろ1年になるか
面倒見が良くて責任感のあるあの人
笑いと趣味と仕事とすべての境界線がしっかりしてるあの人
優しく詳しく1から物事を把握しているあの人
どう走っても満足に走り終える事すら出来ない俺は
その全員に呆れられ
俺がどうであるか 充分に理解してると思う
そろそろ1年になる
だから 俺から離れていったほうがいい
これ以上 彼らの人生の邪魔にならないように
きっとね
「人が死ぬ時とは、忘れられた時」
随分カッコつけた言い方だけれど、その通りだなと思う。
それが嫌で、あれやこれや自分の存在を(俺からすれば)誇示したり、
自分の軌跡を(俺からすれば)大げさに喋る人間は、
きっと「生きたい」気力が強いんだろう。それって、死にたくないって事、
つまりいきものとして正しい姿だよな。
俺みたいに自分の存在否定思考とクソな能力しか持っていない人間は、
いきものとして正しくないだろ。
俺が「死んでもなりたくない」ってのは有言実行出来そうだ。
人生を整理する
まず、借りてるCDを返そう。
繋がりを消すのが怖い? そんな格好つけた物言いはやめろ。
もう、俺の周りにいる、いた、人達の笑った顔を思い出す事は難しくなってる。
せめて自分の負債を不良化せずに、少しでも返さなければ。
全部整理し終えたら、俺はどう考えるんだろう。
思い出すのは、あの人達のイラついた顔だけ。
笑って過ごした時期はもう、俺の中で消えてしまったんだろうな。
弱者の思想って、そんなもんなんだろう。
人に 俺に
俺の価値は信用じゃなくて利用で出来てる
俺自身が無価値だから せめて
俺が歩いた足跡に残ってる何かで
誰かに利用してもらって
でなけりゃ ああいう人は近づいてこない
ああいう人は離れていかない
頭に残っている思い出は半分以上は嫌な事
楽しかった時間があった 確かに だけど
あった って事しか頭に残ってない
誰かに励まされたりアドバイスしてもらっても
何かずれてたような気がしてた
そのずれの理由は
俺は誰よりも俺が好きになりたくて
そして俺はそういう俺が大嫌いだって事
俺の中で俺がずれてたんだ
エゴとクソが映った鏡を見て
怪我なんて気にせず鏡を殴る勇気も無い俺
身体が少し痺れたりする
パキシル切らして何日経つかな
関係ないかな
余ったレキソタンを飲み干したら
俺はまだ生きたいって思うのかな
今はもう俺は
俺でいるのが疲れてきた
無意味
50cm先が壁みたいだ
俺は使えない 動かない
この足の浮くような感覚
自ら進んで金をこぼして
何度同じ事を言ったらわかるんだい?
彼を笑う事なんて出来ない お前も同じかそれ以下
お前の昨日の仕事は総て無意味だったんだよ
つまらないな その頭 その言葉
何も残してないし何も引き継いでない
理想論は好きだが奇麗事は吐き気がする
嫌な言葉だ、「馬鹿とハサミは使いよう」。
だが、これを有意義に実践する事こそ
俺の目指すひとつの到達点。
俺自身が、刃元のネジが外れたハサミだから。
その人は飲み込みが悪いと感じた、
その人は態度が悪いと感じた、
その人は使えないと判断した、
それはあなたの感じた真実。あなたには正しい。
それは誤解とは言わないだろ?
なら逆もまた然り。
誰かに「誤解された」と思うことが、
言い訳になっている場合があるってことを。
感じて欲しい事だけを欲して、
感じて欲しくない事は忘れてもらう事を望んでるってことを。
そんな都合のいい漏斗を作りあげるんだったら、
泥水を自分の胃袋で綺麗に浄化して、吐き出せよ。
正直な、理想を、吐き出せよ。
影を引きずった奇麗事は、こっちが吐き気がする。
ブランコはどっちかに傾いてる
もう自分から総て出し尽くして
それは何も残せなくて
おい
もう
俺はなんにもない人間だって
そのまま終わっていけばいいって
あのワゴンRの姉ちゃんのツィードの色みたいに爽やかになれたら
あそこのマックの席で笑ってる女子高生みたいに笑えたら
俺も少しは使える人間になれるのに
ため息しか出てこない
マイナス5で生きるのも
やっぱり しんどいな