No ride,No 【life】. @FukadakeBase -45ページ目

No ride,No 【life】. @FukadakeBase

基本的にはバイク好きのネタですが
一見、道楽者に見えていながら
妻の精神的疾患を支える難しさなんかも書いています。

いろんな角度から見える「命・人生」がテーマです。

TYからGSX250Eに乗り換えて

族車ベースとなるバイクではあったけど

パラレルツインのいいとこなんかを

噛み締めながら日々を過ごしていた。

そんなところでこのストーリー。

【vs プレリュード】

この頃おれは、ガソリンスタンドでバイトしてた。

田舎の小さなスタンドで、19:00までで閉まる。

平日は学校終わってから、閉店まで

休みの日は、朝から閉店までのバイト。



その日もバイトで、確か土曜日だったかな?

いつも通りに19:00にスタンドのライトを落として

つり下げ式の給油ノズルを上げる。

入り口にチェーンを張って

その日のバイトも終わった。




家までは10㎞無いくらい。

とばさなくてもすぐ着く距離だ。

バイト先の先輩方に挨拶をして

バイクに跨がり帰路に就く。




気付くと前に一台の車。

ケツが丸くて、ロングノーズの

プレリュードだった。

色は確か、ワインレッド。




車間を詰めたつもりもない。

ハイビームで後ろに着いたわけでもない。

そんな状況で始まった。




まずはブレーキ。

明らかな嫌がらせだ。

おれ何かしたか?と思いながら

ここはこらえて後ろを走り続ける。

そこから蛇行を始めるプレリュード。

一カ所、道端にある商店の駐車場で

思いっ切り道路を外れた。

その隙に前にでる。

慌てて追走してくるプレリュード。

煽りのモードに入っていた。




たまらず、左によってブレーキング。

プレリュードを前に出す。

また前で蛇行し始める。




頭に来たおれは

中学校の頃に読んだ暴走族マンガばりに

ローリングしながら、コールを切って煽る。

蛇行はピタリと止んで

何もなかったように走り出す二台。




途中の橋を渡り切ったところで

おれは右に曲がる予定。



後ろで前のプレリュードの様子をうかがう。

ウィンカーを点けない。

プレリュードが直進だと踏んで

おくれ気味にウィンカーを出して右折。

これで、終わった。











と思った途端、

サイドを引いて、けたたましいスキール音と共に

向きを変えてくるプレリュード!

来やがった…!




ここまで来ると、おれでも走り方が変わった。

可能な限り速度を乗せる。

シフトアップもレッドゾーンギリギリまで引っ張って

尚且つスムーズなシフトチェンジを心がける。

シフトアップでクラッチは握らない。




いくら可能な限り速度を乗せると言っても

250ccのパラレルツインの限界は

たかが知れていて、せいぜい直線で140㎞/h。




でも、そんなに引っ張った状態は初めてだった。

加速では軽い分有利だが

最高速では及ばない。

細かい切り返しが多い道なら

もしかしたら、振り切る可能性はあったかも知れない。




いや、無かったかな…。




おれが選んだ道は直線が長く、コーナーも高速コーナーがほとんど

引き離せる訳がなかった。




途中一カ所だけある信号。

運が悪く赤。

停止する。




後ろで何かを叫ぶ声がする。

おれが悪いのか…?

すぐに青に変わる信号。




スタートダッシュはこちらが有利。

ここからの道は前半にコーナーが集中して

その先はほぼ直線。

死に物狂いで走った。




途中、ちょっと曲がり込んだ右コーナー

速度を殺せず、そのまま入る。




ここで、偏摩耗したリアタイヤがアウトに流れる。

でもそれは、徐々にというか、

少しずつ、クックッと逃げるような感覚。

探るように可能な限り速度を落とさず逃げる。

前半のコーナーは終わった。




あとはほぼ直線。

ある程度マージンを取っていたつもりでも

あっという間に詰まる車間。

このまま死ぬまで追われるんだろか?

そんな思いが頭をよぎる。

家はもうすぐそこなのに

家を覚えられては大変だと

いつもは曲がる交差点を直進する。




ほとんど絶望していた。




そんなときあることを思い出した。



まず、このバイクのフロントブレーキが

握ってもランプがつかなくなってしまっていること。



そして、この先に、友達の家に続く脇道があること。



さらに、車とバイクの重量差。



迷ってる暇は無かった。




出来るだけ左に寄って、

フロントのみのフルブレーキングを敢行する。

車速は確実に落ちてくれた。

ロックもしなかった。




急ブレーキに追従出来なかったプレリュードは

おれを避けて、大分前方で止まる。




すぐに友達のうちにつながる脇道へ入り

ライトを消して走った。




また脇道で友達の家に向かう。




物陰に隠れて様子を窺う。




プレリュードは登ってきたが

見つけられずに登ったり下ったり。




そのうち諦めて帰って行った。




あの感覚は今でも忘れない。

そして、意味もなく煽る車が大嫌いで、プレリュードは最高に嫌い。

とは言え、今となっては笑い話なんだけど(^。^;)


今でもたまに一人で走っていると


バイクに対する身勝手な嫌悪感を抱いているであろう車に会うことがある。


2輪と4輪。


ここにある蟠りを初めて経験した夜だった。




【GSX250E】

TYのチェーン切れ事件で

チェーンを新品に交換して

ついでにワンオフのシフトペダルも付けた。

でも、バイクで出掛ける事を楽しみにしてた

当時のおれにとっては

オイルをリュックで持ち歩くのはいいにしても

白煙モクモク事件もあり

ましてや、恐らく5㍑入らなかったであろう

ガソリンタンクの小ささに

その不便さを我慢できなかった。

でもエントリーバイクとしては

そういう柵があったから

色んな事から守ってくれていたとも思う。

でも、とうとうある日親父に切り出した。

コレじゃないのに乗りたい。


親父も結構困ってたと思う。

バイクを買って与えるほど

余裕なんか無かった。

それでも、色んなところに聞いてくれたり

たぶん探してくれていたんだと思う。

今思えば、やっぱりバイク乗りの親父を持った事で

バイクに関する環境としては恵まれてたんだな。


そして、決まった次なる相棒。

SUZUKIのGSX250E。

これはおふくろ方のおじさんのバイク。

ずっと乗っていなくて

おれの為に貸してくれる事になった。

パラレルツインのエンジンに

刀ルックの外装。

何型とか年式とかまではわかんないけど

ガンメタで、エンジンはブラック塗装された車体。

おっきなウィンカーとか

刀の雰囲気を、スケールダウンして

ネイキッドにしたようなバイクだった。

思えば4stって、自分でちゃんと乗るのは

教習車以外に初めてだった。

バンディットにチョロッと乗ってから

SUZUKIを何となく意識していたおれには

古くはあっても、スゴく嬉しい事だった。

おじさんの家まで車で親父と行って

バイクに乗り換えて帰る。

クラッチの感覚が、半クラが短い感じで

発進でエンストしそうになった。

何とか走り出して、自分の家までの道。

これまでの重量感とは全く違い

どっしりとした安定感を感じた。

パラレルツインらしい、下のトルクと

今までに比べたら伸びる高回転。

フロントディスクの制動力。

柔らかく厚みのあるシート。

どれをとっても、当時のおれには

さらに遠くを目指せる事への

希望を与えてくれた。

ただ、一つだけ不満というか

心配を抱かせたのは、偏摩耗したタイヤだった。

センターだけが異様に減っていた。

時々乗るだけだったであろうおじさんの走り方では

きっとこうなるんだろうと今は思う。

この偏摩耗、次に書くストーリーで

チラッと悪さを見せる。




Android携帯からの投稿

【チェーン・・・。】


TYがおれの相棒になってから


昔の不良マンガ?みたいに学校へ乗って行って


校庭の隅のフェンスの脇にこっそり停めて登校したり


授業を抜けだして、学校から30km走ったとこにある


山の頂上を目指して友達と走りに行ったり


今思えばあんまりよろしくない思い出が多いけど


バイクライフを満喫出来ているような日々が続いた('∀`)


友だちと走る時って何故かハイな気分になって


背伸びして何かをしてみたくなる。


例えば道に段差があったら、トライアラーの軽さを活かして


ちっちゃなジャンプめいたものを無駄にやってみたり


なんかそういうのが、何故かやりたくなる。。。


これって、親父があの段差をタンデムで登ろうとした感覚に近いのか?


ライダーズ・ハイって、たぶんこういうのとは違うんだろうけど


こういうライダーズ・ハイも、もしかしたらあるのかもね(;´∀`)



さて、そんな生活を送っていたある日。


おれはTYを洗車して、出かける準備をしていた。


ふとチェーンを見るとたるんでる。


チェーンの調整なんてしたことなかったけど


何となく、その構造を見れば、どうすれば張れるかは理解できる。


しばらく観察して、恐らくここを緩めて、ここを引くようにすれば


チェーン張るだろうという構造に目処が付いた。


難なくチェーンのたるみを取って完了(*゚∀゚)!!


その他の支度を済ませて、友だちのうちへと出かけていった。


友達のうちで何してたかは覚えてないけど


そのうち、みんなで出かける事になった。


中免を持ってる友達もいたし、原付免許だけの友達もいた。


天気も良くて、走っていて気持ちが良かった(*´∀`*)



仲間と一緒に走る喜び。



心地良い風。



高鳴る鼓動。



気づけばいつも通る橋に差し掛かっていた。


この橋、橋に至るまでが登り、橋渡った向こう側は下り。


橋自体は平らなんだけど、橋までの坂の勾配が結構あって


登っていった時に、車でも速度を出しているとジャンプした感覚(チン寒感)が起こる位。


そこでまたまた発動してしまうおれのライダーズ・ハイ!!


後ろには原付の友達が二人いて


おれのジャンプを見せるにはすごく好都合!!





いっくぜぇぇぇぇぇぇーーーーーーーー!!!






登り切るところまで全開で駆け上がる。


予想通り、ジャンプはこれまで経験したものの中で最大だった。





キタ━(゚∀゚)━!!!!!!






ライダーズ・ハイも絶頂に達した(*´Д`)


感動の瞬間だった。


着地して、その余韻を噛み締める。


ねぇ、今の見た(∀`*ゞ)?みたいに振り返ると


すっげぇーーって顔で友達が見てる。


やった、やったったー(≧∇≦)/


うれしさで何もかもが見えなくなっていた。


そう、なにが起きているのかも見えなくなっていた。





ひとしきり感動に酔いしれて、といってもほんの数秒のことだけど。。。


さて、また走ろうとスロットルを捻る・・・


エンジンだけがうなりを上げる・・・


もしかしてギア抜け?


シフトペダルを蹴ったり戻したり・・・


進む気配はない。


よく聞けばジャラジャラと妙な音・・・






はい、チェーンが・・・切れたΣ(゚д゚lll)ガーン





ブッツリと切れておりました。




その後親父に電話をして、軽トラで迎えに来てもらい


TYを積んでバイク屋まで。。。


親父「お前、チェーンいじったろ?コレが落ちてたぞ。」


何の部品かはわかりませんでしたが、チェーンから脱落した何からしいことはわかりました。


それが原因の一つだったのかどうかもおれにはわかりません。




さて、なんで切れたのか?




おれ、たるみを全部とって、ピンピンに張りました(;´Д`)


教習で習ったはずなのに、チェーンの遊びを全部とってしまったんですね。


サスの動き分のゆとりがない状態で乗っていて


さらにジャンプして着地・・・




無知でいじるってのはよっぽど恐ろしいことだと思い知らされました。


しっかりとした知識と技術なしでの調整はやめましょう!!


そういう気付きです(∀`*ゞ)エヘヘ