どもども。CHAZZです。
さてさて、今回はタロット大アルカナでも大天使のお話。
この手の話は大体スピリチュアルな展開になるのですが、ちょっと違った視点で進めてみましょう。
これはあくまで私の私見でして、むしろウェイト＝スミスが意図的に配置した暗号ではないと思います。むしろ偶発的に見えてくる可能性ですが、こういう部分を新たに発見することで新しい解釈を作っていくのも実践者の試みだと自分なりに考えていることなので、興味のある方はどうぞこの奇妙なお話にお付き合いください。＾＾
まあ、最終的にはなんとなくスピリチュアルな結果になるかもしれませんが。ｗｗ
ウェイト版の大アルカナには３名の大天使が描かれているのは皆さんご承知のことと思います。
まずは６番「恋人たち」に描かれている大天使ラファエル。
そして14番「節制」に描かれているのは大天使ミカエルと言われています。
最後に20番「審判」に最後の審判のラッパを吹く大天使としてガブリエルが描かれています。
※審判のラッパはミカエルが吹くものという説もあります。そのため、ガブリエルとミカエルが逆のカード配置と考えている方もおられます。
それぞれカードの特徴に大天使がもたらす象徴が影響しています。
例えば大天使ラファエルは癒しの天使であり旅の守護者であり大天使の中でも頻繁に地上に現われる伝達の天使でもあります。
それ故に「恋人たち」には「以心伝心」の象徴があり思いが通じる相思相愛的意味を有し、また人生という旅の分岐点に現れ正位置では正しい道を天使の示しにより知ることができるカードでもあります。
※大天使の羽はYの字で描かれ、道の分かれ目（分岐点）を示唆しているという解釈があります。
「節制」にも「審判」にもこの大天使による象徴が織り込まれています。
ただ、ここでちょっとした疑問。
スートにせよタロットは四大元素と密接に関係している象徴体系の設定を有しているのであれば、大天使のみが「三大」なのはちょっと不思議なのです。
風の天使ラファエル、火の天使ミカエル、そして水属性のガブリエルとなれば本来は地の属性である大天使ウリエルが描かれるカードがあってしかるべきです。
ここで天使のように羽を有する存在が描かれているカードがもう一枚あります。
15番「悪魔」です。
このカードは正位置では悪魔の誘惑と魅力による象徴があるわけですが、逆位置では悪魔の誘惑からの解放を意味するわけです。
つまり
この「悪魔」の逆位置こそ堕天使たる悪魔の聖なる復活と考えるならばこのカードこそ「大天使ウリエル」にふさわしいのではと思うのです。
大天使ウリエルは四大天使に数えられながらも、天使崇拝などの問題から堕天使へ降格された経験を持つ天使。
そして、その後改めて天使として復活を遂げた天使でもあります。
また、「悪魔」は占星術的には山羊座が対応しており、この星座は大地の星座、つまり「地の天使」ウリエルにふさわしいことになります。
ならば四大天使のカードとして6番「恋人たち」14番「節制」20番「審判」そして15番「悪魔・逆位置」が成立するのではという解釈です。
実際、鑑定の現場でも天使を有するカードが多数現れるスプレッドでは重要な分岐点を意味する解釈が出来るケースが多いのですが、以上の4枚がスプレッド上に現れ、ある特定の配置となった場合、四大天使の大いなる結界が成立し「大天使の加護」があるような奇跡的なシチュエーションが解釈できる場合が過去に多々起きています。
これは確かにこの解釈をしている私のリーディング故に成立する可能性も否定できません。
つまり「そう考えている」からこそ成立するリーディングなのです。
ならば、今回この四大天使論を知った皆さんもこのリーディングが可能になる可能性も高い訳です。
ケルト十字やそれ以上の枚数を使用するスプレッドで78枚の全タロットカードを使用した場合、これら4枚のカードが6番・14番・20番正位置、15番逆位置として現れる確率は非常に稀有なパターンです。
これが出現するということはカード解釈で普通では判断できない特別な開運パターンが読み取れるとすれば、検証に値するのではと思う訳です。
ブログでは説明するのに限界があるので、ご自身でスプレッド・リーディングされるときにちょっとこの解釈を脳裏に入れて読んでみると後々の結果に表れている可能性があると思うので注意してみるのも面白いでしょう。
タロットセミナー「象徴読みと応用スプレッド」ではこれらのケースに関しても過去のケースもお伝えしたうえで色々お伝えしていきたいと思います。
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