多治見市にある老舗 

玉木酒店のギャラリー をお借りして 


第二十回 「かまわ庵 漢塾」 

一月睦月に茶道教室を開催しました。


●令和五年 新春茶会を催しました。

🎦かまわ庵 漢塾  新春茶会動画 



◼️軸を掛け、花を入れる
軸の巻き方、掛け方を學び、
野山で摘んできた季節の花の中から
イメージを膨らませ花を入れます。


今回のなげいれ

この花どういう意味があるか
分かりますか?
*答えは最後に


せっかく茶道を學んでいても、
花を先生が用意していては
点前ばかりの稽古になってしまいます。
高価な花でなく、自ら摘んだ野の花を



今回の軸は「鬼の十三月 」玉木さん筆です。
板谷波山先生生誕150年記念茶会の
ために特別に描いていただきました。



代々 岐阜県東濃地方に伝承する
節分の「鬼の十三月」を描いてきました。
立春に一家の邪気の祓いを込め
描かれてきた玉木さんの筆こそ、
柳宗悦さんの唱えた
美術史が正当に評価できない芸術
西洋的な意味でのファインアートでもなく
高価な古美術品でもない、民衆的美術工芸であり
そこに真摯な祈りが込められた神事品なのです。

節日と気を大切にしながら、酒店、ギャラリー、

消防団、商店街の代表として

地元多治見に貢献する玉木さんの姿と、

我が郷里茨城の偉人 陶聖 板谷波山先生の

聡明さが重なりました。



実は今でこそ首都圏の窯業地となった

茨城県の笠間焼 ですが、

世に知られるようになったのは

明治に入り美濃(岐阜県)の陶器商

田中友三郎氏(1829-1913)が笠間に

移り住み販路を開拓した功績によるものです。

.

そこで今回、玉木さんの「鬼の十三月」で

今一度  美濃焼 と 笠間焼 の

えにしを繋いでいただきました。

私は笠間焼の 陶芸家 の皆さんが

玉木さんのギャラリーで個展される

日を楽しみにしています。


いつの間にか現代の茶道は

道具を全く創らなくなりました。

いや創るなんておこがましい

茶道の雰囲気、固定観念です。


購入した道具を並べる道具組も

稽古と知識が必要ですが、

利休居士は高価な唐物から身近な竹を

切り出し崇高な美を創りました。


茶道の源流に還り、今一度私たちも

折り紙一つ、和菓子、茶杓、なげいれ等

創造する、自給する茶道を実践しましょう。

本当の実力を実感できます。


茶道を実践する方が創るからこそ 

創る工芸の世界や自己の技術が成長します。

また創る茶道家にも責任が生まれ

深く學ぶ事になり、購入した道具を

並べる茶道とは

全く違った茶の湯の景色が見えてきます。


恩師の志村業躰先生の桐蔭席では

美しい蠍の釜が作られていました。 




◼️座学



1.節分と追儺

2.初午
3.お水取り

5.和歌

◼️和菓子



菓子の取り回しを學ぶ

◼️実技





花の答え
節分に皆3が
ますます
難を転じて福と成しますように!

世界お茶の日、大安吉日、一粒万倍日
2023年5月21日(日)  
かまわ庵 茶室披き茶会
開催決定!

計10席 合計150~200人規模の茶会を
予定しております。
一般の参加者様も募集いたします。
かまわ庵Instagram」等にて
近日中に発表させていただきます。

茶室披き茶会開催の発表がありました。






〈新規塾生募集〉
新茶室完成に伴い かまわ庵では
2023年6月から開講する
新規塾生を募集いたします!

茶道を自ら意欲的に學び、
茶会等を通じて地域の活性化に貢献し、
自らの仕事や暮らしに生かしたいという
志のある方。

◼️漢塾 / 男性のみ 5名
◼️なでしこ塾 / 女性のみ  10~15名
初心者歓迎、年齢不問
3月、4月開催予定の稽古見学会
並びに募集要項が決定次第
かまわ庵Instagram 」等で発表致します。

*文中 敬称略