多治見市にある老舗 

玉木酒店のギャラリー をお借りして 


第十八回 「かまわ庵 漢塾」 

十一月霜月に茶道教室を開催しました。


◼️軸を掛け、花を入れる
軸の巻き方、掛け方を學び、
野山で摘んできた季節の花の中から
イメージを膨らませ花を入れます。



乙女椿とグラデーションの残る照葉を
11月開炉 の時期にふさわしく華やかに
入れてくれました。

寿山万丈高 福海千尋深
じゅざんばんじょうにたかく 
ふくかいせんじんにふかし

寿山とは、
めでたい長寿・長久が万丈のごとく
永遠に続き、福や徳が海のように
深いことを表しています。


秋も深まり
「山粧う」という言葉は、
山々が紅葉で色づく様子を表しています。
まさにこれも寿山です。

ちなみに四季の山には
情景を表現する言葉がそれぞれあり
春は「山笑う」夏は「山滴る」冬は「山眠る」


筆は南禅寺管長を務められた
柴山 全慶 禅師(1894~1974)
多治見の永保寺住職から
南禅寺管長を務められた中村文峰管長が
師匠の全慶老師について次の様に述べている。

生前よく仰っていたことに
『世界中に牛の皮を敷き詰める事は出来ないが、
皮の靴を履けば世界中を牛の皮で歩く事ができる』と。死ぬ迄修行、死ぬ迄自己研鑽。
口で言うのは容易いが、とてつもない難業である。


花は黙って咲き

黙って散っていく

そうして、再び枝に帰らない

けれどもその一時一処に

この世のすべてを托している

一輪の花の声であり

一枝の花の真である

柴山 全慶



茶道を學んでいても、
花を供えるために
花を入れなくては意味がありません。



◼️和菓子




◼️実技
世界お茶の日、大安吉日、一粒万倍日
2023年5月21日(日)  
かまわ庵 茶室披き茶会
開催決定!

計10席 合計150~200人規模の茶会を
予定しております。
一般の参加者様も募集いたしますので
お願い致します。

茶室披き茶会開催の発表がありました。