多治見市にある老舗 

玉木酒店のギャラリー をお借りして 


第十七回 「かまわ庵 漢塾」 

十一月霜月に茶道教室を開催しました。


前週は、とうしん美濃陶芸美術館にて

人間国宝茶会 」を開催しました。



◼️軸を掛け、花を入れる

野山で摘んできた季節の花の中から
イメージを膨らませ花を入れます。



今月は玉木さん自らご用意された
掛け軸を用いました。

鶴舞千年松  つるはまう せんねんの まつ

大橋香林 禅師  (1901~1983)
明治34年、岐阜県 羽島市生まれ。
花園大学を卒業後、円山伝衣につき、
大徳寺僧堂にて修行する。
昭和元年、大徳寺塔頭興臨院の住職に就任。
那智勝浦円心寺住職を経て、昭和48年、
三重県上野市の龍王寺の住職となった後、
大徳寺前住。昭和58年、遷化。83歳。


花: 秋明菊、灯台躑躅  /   鈴木さん
花入:ペルシャ青釉 時代

鶴舞千年樹 亀遊萬歳池
つるはまう せんねんの まつ 
かめはまんねんいけにあそぶ

宋の時代に生まれた詩歌です。
千年先や万年先の過去も未来も
志を持った祖先がつないで
今の私達が存在しています。
そして、サッカー魂を繋いでいる
玉木家のように私達も家族や地域の未来に
襷を渡していかなければなりません。

いつまでも続きますように。

そんな優雅な鶴の姿をイメージしながら
鈴木さんが茶道教室で
初めて花を入れてくれました。


花を入れるなんて漢じゃなくて女子でしょ!
いやいや、今の時代女性で
花を入れる方は大変希少です。
虫がキライな方も沢山います。

だから、男女関係なく
野に咲く美しい花を摘み
美濃で焼かれた美しい花入に
花を入れて
花から沢山の事を學びましょう。

柏葉紫陽花のベッド

原始時代の人はその恋人に
初めて花輪をささげると、
それによって獣性を脱した。
彼はこうして、粗野な自然の必要を超越して
人間らしくなった。
彼が不必要な物の微妙な用途を認めた時、
彼は芸術の国に入ったのである。
「茶の本 」岡倉天心


◼️和菓子




◼️実技



 

世界お茶の日、大安吉日、一粒万倍日
2023年5月21日(日)  
かまわ庵 茶室披き茶会
開催決定!

計10席 合計150~200人規模の茶会を
予定しております。
一般の参加者様も募集いたしますので
お願い致します。









茶室を作る漢も
茶室披きで点前ができる漢たちも
茶室披きの茶会で一服する老若男女も
全てが初

かまわ庵 漢塾
その生きざまに
ぜひ お立ち会いください

*文中 敬称略