2024/8/24 林英哲「東京藝術大学 アカンサス音楽祭2024 邦楽の日」
昨日、芳雄さんの母校に英哲さんと道山さんをメインに邦楽を堪能してきました。
箏や尺八、三味線の様々なジャンルや舞踊と能楽といった邦楽のほぼオールジャンルを濃縮堪能😊
凄いわ、藝大!
邦楽のコラボはもちろん、西洋文化も取り合えれたり、学部を越えてのコラボ。センスに唸ります。
邦楽科は昭和11年に設立。今年で88年。
第一部は意表を突いたコラボ。英哲さんは、一曲目の箏曲「乱輪舌(みだれりんぜつ)」にゲスト参加。
元々は箏と尺八だけの合奏だけど英哲さんが加わり華やかに。箏は生田流の39人尺八は都山流(道山さん)と琴古流合計9名。
箏奏者の皆さん左手で抑える時の角度が同じで美しい。型の文化だと実感。
音が優雅。箏が39人だともっと賑やかになるのかと思ったら全然そんなことはなく、尺八との相性もとてもよくてうっとりする音です。そこに英哲さんが抑え気味でなる和太鼓の妙。
英哲さんが今日使った太鼓は一年に一回、英哲さんが授業する時に使う藝大にある太鼓だとか。
とても素敵なコラボでした。
英哲さんに教わる藝大生羨ましい😍あの響きを間近で体感できるのって素敵!
二曲目はシェイクスピアの「夏の夜の夢」を日舞や能、箏、邦楽囃子という異色コラボ!衣装は学部を越えたコラボ。
箏や作曲は山田流。能は宝生流。
なるほどー!と膝を打つような演出。邦楽の奥深さと可能性を感じる作品で、芸術への造詣の深さをとても感じる。
休憩をはさんで第二部。
三曲目は「桜絵巻」長唄、長唄三味線、邦楽囃子。
この曲の統一感が凄い😳合奏や合唱はこんなに揃うものなのか!?と思うくらい、ピタリと合う。長唄の方たちの所作もとても綺麗で扇子を持ち上げたり、下ろしたりするのも芸術だった。邦楽奏者はいつも姿勢が綺麗。
奏者達の衣装は派手ではない。舞台装置も金屏風だけ。でも、想像力を掻き立てられるので、世界観を表すのにはこのくらいシンプルで良いのかも。音数は少ないけど華やかな音楽なのです。
四曲目「三絃四重奏曲 第一番」ジャンルが違う四種類の三味線のコラボ。地歌三味線、細棹三味線(長唄)中棹三味線(常磐津(浄瑠璃))、太棹三味線(義太夫)。
演奏前の解説で、棹の太さだけではなく、バチの大きさや太さの違いを聞いていたので、それぞれの音の違いが面白かった!
五曲目「船弁慶」 能楽!まさか見られると思ってなかったので嬉しい☺️しかし全編ではなく、後半部分を凝縮したバージョン。TVでしか見たことなかったので、演奏や地歌、面、演者全部を生で体感。凄い迫力‼️演者の皆さんの立ち姿や飛んだ時の美しさよ!そして子役の子が可愛い。
衣装も厳かで美しい😍
もうちょっと勉強してもっとわかるようになったらたくさん行きたい。解説付きの公演に行きたいなぁ。
このコンサートの収益は藝大に寄附されるとのこと。文化芸術が存続発展してほしいので、来年もお願いします。
会場周辺写真です。
久しぶり!
お花🌸
パンフレット
充実の内容。わからない部分が理解できます。
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