ジョシュアvsワイルダーは幻になったのか | リングサイドで野次を聞いた ~独善的ボクシング論

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デオンテイ・ワイルダーがチャン・ジレイにKO負け。

前戦でパーカーに判定を落とした試合も残念な内容だったが、今回はそれ以上にショックが大きい。それは今後に期待を残せる内容で無かったからだ。

パーカー戦は判定で手数も少なかったのがエクスキューズになったと思う。もともと狙いすました右の大砲で豪快に相手をぶっ飛ばすスタイルなので手数の多さはそんなにならなかった。

ルイス・オルティスとの2戦目もKOラウンドまでは手数が出ておらずに観る者をやきもきさせており、パーカー戦はそのまま時間切れになってしまっただろう、一発当たればという言い訳はまだ成り立った。

 

 

 

 

しかし、今回のチャン・ジレイとの試合である。

チャンが大型サウスポーでウェート差があったのも否めないが負け方が悪すぎる。これでは次、・・・とという期待も望めない。

言うまでもなくアンソニー・ジョシュアとの1戦のことだ。

互いに大型、右に威力を秘めつつ、まとまったボクシングをするジョシュアに対して、単発豪打のワイルダー。

互いに大型、バランスの取れたベビー・フェイス顔のジョシュアに対して攻撃特化型でいい感じの悪人顔(失礼!)のワイルダー。しかも英米決戦。盛り上がらないわけないではないですか。

しかし、ワイルダーの敗退もあり、今後このカードは陽の目を観ることはないだろう。

ジョシュアがウシクに2連敗しても再起して価値を上げてきただけにここでのワイルダーの連敗、失速は痛すぎる。

このカードもかってのレノックス・ルイスvsリディック・ボウみたいに実現せずに終わってしまうのだろうか。

残念な話だ。