背中合わせのショーゴ | リングサイドで野次を聞いた ~独善的ボクシング論

リングサイドで野次を聞いた ~独善的ボクシング論

マニアの隠れ家を目指します。
中津の生渇きの臭い人はお断り。

過去、1試合もリングに上がったことはありませんが、実際にどこまで出来たのだろうという興味を抱いた人がいます。前田日明の空手の師匠にして、ムービー・スター(笑)の田中正吾氏です。

                

 

大会という公の場で試合をしたことが無いので、一ファンとしては氏の空手の実力はどんなものかというのはわかりません。ただ、人づてに聞いたところだと少なくとも弱いという方はいませんでしたね。金銭面を巡って袂を分かった前田氏がかっての師を否定する発言をしても、あくまでも金銭面や他の狡猾な面であり、強さに関しては疑った発言は未だに一言も発してません。

80年代中盤に公園などで青空道場を開いていた田中氏は既にグローブ空手に傾倒しており、当時、前田の命で大阪に行かされた宮戸の話によるとそのスタイルは国際式+キックであったそうな。(それはキックボクシングでは・・・)

 

注目されるのは彼が一時期、かのエディ・タウンゼント氏に個人的なレッスンを受けていたこと。

著書である「イノセント・ファイター2」によればプロ・デビューまで視野に入れてたらしいが、事業や年齢的なことで頓挫したらしいです。後年は知人を要して村田英次郎氏を担ぎ出し、鍵本エディタウンゼント・ジムを設立(後のエディタウンゼント・ジム)しました。

そこではトレーナーとしてリングスに上がっていた正道会館の選手に指導してたりする写真を見たこともあります。前述の著書によればエディさんには「8回戦」と実力認定された旨が記載されてますが、ライセンスも取得していないのでどこまでなのか真相は闇の中といったところでしょうか。

後に村田会長と袂を分かつ形になったのも、あれだけ蜜月関係だった前田氏と喧嘩別れしたことと共通することがあるかも知れません。