年末は計画的に | リングサイドで野次を聞いた ~独善的ボクシング論

リングサイドで野次を聞いた ~独善的ボクシング論

マニアの隠れ家を目指します。
中津の生渇きの臭い人はお断り。

また、ぞろ年末が近づいてきました。年を取ると1年が早いのお・・・
10年前は大晦日といえば格闘技(PRIDE、DYNAMAITE!)でしたが、2011年以降はスケール・ダウンしながらもボクシングがこの座に取って変わってます。今年もTBS-井岡、テレ東ーワタナベ・ラインの開催は鉄板でしょうが、フジが旧PRIDEスタッフの力添えで格闘技イベントで殴りこむという話もあり穏やかではありません。

MMAも好きな私としては今さら感がありつつもヒョードル復活にちょっとだけ心が動いてしまうのですが、状況を考えるとイベント自体が今年だけの打ち上げ花火で終わってしまいそうで切ないです。多分、DEEPとかから選手は引っ張って来れるでしょうけど青木や川尻、五味といったギリギリ実力と知名度が備わってる選手は他の所に抑えられてるし、昔みたいに囲い込み出来る余力も無さそうですしね。
ボクシングとMMAはアメリカなんかだとコアなファンが重なっていたりしますが、日本だとそんなでも無い気もします。去年もさいたまでDEEPが大晦日興行をやってましたが、地上波でやらない限りは皆がそんなに気にもかけてないみたいでしたし、結果と内容を気にしてたのは仲間内では自分位。知名度がある選手が地上波に出ればまた違うかも知れませんけどね。

さて、フジは29日に井上尚弥の世界戦を持ってくるということは前からこのパターンを考えていたのかも知れませんが、結果として大晦日3局ボクシング中継という時間帯被りまくりの大混乱を避けたのは賢明でした。しかし相手がウォーズ・カツマタかぁ・・・拓真や八重樫、松本辺りも出てくるでしょうが、タイトル戦を量産するよりも密度の濃いマッチメイクをお願いしたいですね。ライトな視聴者の引きつけは総合にまかせて、ボクシング側ではマニアックな組み合わせをお願いします。
あと湘南の風(だったけ?)のライブはいらない。

テレ東は内山と田口の2大世界戦がメインでしょうが、内山の相手はどうせ内藤か仲村なんでしょ?日本人同士の世界戦を否定はしないけど、せっかく大晦日というハレの舞台で行うなら経費を使ってニコラス・ウォータース位呼んで欲しいものだ。田口も仮にペタルコリンとやっても内山とセットなら印象に残るのは難しいだろうな。これも勿体ない話です。

TBSは井岡とレベコの再戦ですかね。そして田中と高山のWBOミニマムのタイトル戦。
ロマゴンやエストラーダとはどうせやらないなら、もうちょっと趣向を変えた相手と井岡をやらせて欲しいな。ルイス・コンセプシオンとかセグラとか観たいぞ。パンチある奴とはやらせないだろうが、どうせ塩なんだから予定調和が崩れる危険がある選手とやらせた方が面白いでしょう。

本当は29日フジ・ボクシング、30日テレ東・ボクシング、31日TBS・ボクシング&フジ・総合格闘技と住み分けが出来れば一番有り難いのですが、どうなんですかねえ。別に無理して年末に固めずともいいような気もしますが。そして年初はまた興行数が激減するというのは何とかならないものですかねえ。