第81回アカデミー賞作品賞にノミネートされた5作品を全て観終えたので、
今一度、これらの作品を個人的に振り返ります。
では、まず、ノミネートされた5作品は、
・ベンジャミン・バトン 数奇な人生 →
・フロスト×ニクソン →
・ミルク →
・愛を読むひと →
・スラムドッグ$ミリオネア →
でしたね。
そして、結果は、みなさんご存知のとおり、作品賞は『 スラムドッグ$ミリオネア 』でした!
個人的には、この作品賞には納得してます。
映画とは、脚本・演技・音楽、その他いろいろな人たちの感性が交じり合い、
その結果として、感動や共感を与えてくれる芸術作品だと思っています。
また、時には、人間が間違った方向に進んだり、目的を見失ったときや、
社会が闇に入ったときに、警鐘を鳴らしたり、希望の光をさしてくれるのも映画です。
第80回のアカデミー賞は、『 ノーカントリー 』 や 『 ゼァ ウィル ビー ブラッド 』など
欲に目がくらんだ人間たちへの警鐘を鳴らす作品が多かったように思います。
その警鐘を聴かなかったからなのか、金欲に包まれた世界は暴走してしまいました。
今の世界の経済状態は最悪で、先が見えない状態に陥っています。
もちろん、日本も同様で、派遣切り、賃金カットなど、闇に包まれています。
そんな状況で迎えた第81回アカデミー賞。
こんな経済状態のときこそ、映画の役目は、希望を与えることだと思います。
ノミネートされた5作品を思い返すと、唯一ハッピーエンドを迎えたのは、
『 スラムドッグ$ミリオネア 』
だけです。
初恋の女性との愛を貫いた青年が、幾多の困難を乗り越えて幸せを掴む!
今、まさに必要なのは、こんな単純なことなのかもしれません。
この不況の中、困難にぶち当たっている人も、悩み苦しんでいる人も、
この映画の主人公のように、前を向いて進んでゆけばきっと良いことがあるはずです。
いずれにせよ、全ての作品が素晴らしいものでした。
たまたま、時代の流れにのったのが、『 スラムドッグ$ミリオネア 』だっただけです。
どの作品も素晴らしいできですよね。
個人的には、映画だからできた、いや、映画でしかできない娯楽を提供してくれ、
映画の醍醐味を存分に味わえたということで、
『 ダークナイト 』
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が、自分の中の作品賞ですね!
あの迫力の映像と音楽、まるで本物のようだったヒースの演じるジョーカー、
そして、アメリカンヒーローものとは思えないほどの脚本。
本当、素晴らしかったと思います。
みなさんは、アカデミー賞の作品をご覧になられましたか?
あれが良かった、これも観て!なんてのがありましたら、是非、コメントください。