![【すんも賞を狙え!!】今まで一番泣いた映画は?](https://stat.ameba.jp/common_style/img/home_common/home/ameba/allskin/ico_kuchikomi2.gif)
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この映画を始めて観たのは、思春期真っ只中の頃。
面白い映画を観てもケチをつけ、怖い映画を観ても、怖くない素振りをし、
感動している姿を人に観られるなんて、恥ずかしいことだと思っていたころです。
そんなころの自分が、人前で涙を流してしまったのが、この作品です。
野坂昭如著 『 火垂るの墓 』 です。
当時の自分は、映画に感情移入してしまう自分を隠そうと、
この作品を必至に否定的に観ようとしていたのを覚えています。
妹のためとはいえ、何もせずにゴロゴロしたり、泥棒まではたらいてしまう清太や
我侭ばかり言って、世話になっている親戚を怒らしてしまう節子の姿に
心の中で、ケチをつけていたのを覚えています。
でも、あの激動の時代を泥棒までしても、必至で生き抜こうとする兄妹の姿を観ているうちに、
自分自身の否定的に観ようとする気持ちはなくなり、
最終的には、完全に感情移入していました。
そして、迎える終戦、節子が清太が迎える悲惨な最期・・・
気がつけば、人前で思い切り泣いていました。
その後も、泣ける映画はたくさん観たし、何度も繰り返して観てる映画もあります。
でも、この映画ほど 泣いた という記憶が残っている映画はないですね。
この映画をキッカケに、自分は映画を観るときは、真っ白な気持ちで観ようと決めました。
映画を観るときは、自分の心に正直に、
感動するときは感動し、笑うときは笑う、もちろん、泣きたいときは泣けば良い!
映画ばかりでなく、日常生活も素直に受け入れるようになったのは、
丁度その頃だったと思います。
自分にとっては、そういった意味でも、非常に思い出に残っている作品です。
みなさんの泣ける作品は何ですか?
もし、よろしければ教えてください。