明日への遺言 | Fancy days

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++ SUPERNOVA ++

大岡昇平の「ながい旅」が原作。
二次世界大戦終了後、B級戦犯として裁判にかけられた岡田資中将のお話。
罪は戦争末期に名古屋を空爆した米軍捕虜を処刑したという罪。




今日は一人で試写会。
なんだか寂しいわ・・・



試写会場のドアを開けると・・・・そこは。。。
今までにない高齢者試写会だった。
ホントびっくりした。
ココまで若者が居ない試写会なんて、ホント初めて。
過去最高の平均年齢に違いない。



映画が始まるまで知らなかったのだけど、
岡田資は実在する人物だった。
しかも、さばかれる原因が名古屋の裁判。
会場に、その当時をちゃんと知ってる人が居たのかもしれない・・・



藤田まこと、ロバート・レッサー 、フレッド・マックィーン、リチャード・ニール
蒼井優、西村雅彦 などなど。
裁判官や弁護士はアメリカ人なので、大半は字幕だった・・・
当時の裁判ってホント大変だったのだろうなぁ。
でもって、ナレーションを竹野内豊が担当している。
最初から知っていたから分かるけど、聞いてなかったら
竹野内だとは絶対分からなかった。
結構しっかりしたナレーションだった。




この出演依頼が来たとき、藤田まことはかなり迷ったらしい。
お兄様を戦争でなくされたそうだ・・・
岡田さんの写真を見たとき、
顔的にはワタナベケンでもよさそうな顔だなあと思ったけど、
ちょっと若すぎるのかな???







ネタバレ







事実だからネタバレといえるのかどうか・・・




個人的なイメージで、A級戦犯が死刑なら、
B級戦犯は無期懲役くらいだろうと思っていたが、全然違った。
自分の戦争に対する知識が全然ないのがいけないのだけど、
かなりショック・・・
途中で当時の処刑の模様?みたいなのが流れるのだけど、
かなり残酷。
日本も同じようなことを植民地で行っていたんだろうなあ。
そりゃ、うらまれても仕方がないわね。
って感じてしまう。



裁判のシーンは、わたしが普段見ている2時間物とは違って、長かった・・・
ちょっと疲れちゃった。
英語は全く分からないから必死で字幕を見るけど、
急に字幕がなくなったら日本語・・・みたいな感じだったので、
あわあわだった。
しかもコトバが現代語ではないので、ちょっと「ん?」って
なることがあった。
昔の法律用語は難しい。




途中にはさまれている戦争の様子、爆撃のシーンなどは
当時の資料をそのまま使っているのだろう。
こんなにすごかったんだ・・・と鳥肌が立った。
こんな砲撃の中、みんな良く生き残ったなあ・・・
両親祖父母ともに戦時中の生まれなので
余計リアルに感じてしまった。




最初、弁護士以外のアメリカ人は岡田に対して、やっぱり敵対心みたいなのを持っていたのだと思う。
でも、後半、みんな、岡田に対して感情が変わってきた。
裁判官ですら、岡田を助けようとしていたし。
それって、違反だよね・・・
検事ですら、それを見ていても何も言わなかったし。
コレでこそ上に立つ人!って感じが伝わってきた。
それくらい、岡田は堂々としていた。
自分で全ての罪を被ろうとしているのが周りの人に伝わったのだと思う。
有罪が決まったとき、裁判所にいた皆がうるってなってた。
マッカーサーが跳ね除けなければ、岡田はきっと死刑にはならなかっただろうなあ。




敵ですらほれさせるその岡田の人柄。
どんなに頑張ってもなかなかそういう風にはなれない。
アナウンサーが”今見習いたい人、見習って欲しい人”といっていたが
本当にそのとおりだと思う。

え?無理??

うん・・・無理







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